都民が考える。バンコクの洪水対策に満足しているか? 世論調査が世相の今を明らかに。

バンコク都民の大多数は、首都の排水システムと洪水対策に対して「中程度の自信」しかないと、9月22日に国立開発行政研究所(NIDA)が発表した世論調査で明らかになりました。

「今年バンコク市民は洪水を恐れているか」というタイトルの調査は、9月18日から19日にかけて、18歳以上のバンコク市民1,310人を対象に実施されました。調査結果は以下の通りです。

北部および東北部の洪水が、バンコクの浸水につながるか心配ですか。

  • 33.82%:中程度に心配している
  • 27.79%:心配していない
  • 21.06%:あまり心配していない
  • 17.33%:非常に心配している

雨季におけるバンコクの排水システムに満足していますか。

  • 42.14%:中程度に満足している
  • 28.09%:中程度に不満足
  • 17.79%:非常に満足している
  • 10.38%:非常に不満足
  • 1.60%:無回答または興味がない

バンコクの洪水対策に自信がありますか。

  • 37.25%:中程度に自信がある
  • 32.29%:中程度に自信がない
  • 15.65%:自信がない
  • 14.05%:非常に自信がある
  • 0.76%:無回答または興味がない

中程度という聞き方は、あまりにもあいまいを誘う回答で、かえって国民の意思が伝わらないような気がしいます。

バンコクも、洪水になる場所とならない場所がはっきりしているので、どちら側の人でも「慣れてしまった」というのが本音かもしれません。
ただ、今で相当飽和状態なので、何もしなければそのラインも超えてしまい、北部のような被害が起こらないとも限りません。

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