タイでは命の価格は「激安」です! 2歳の子が車内に7時間閉じ込め。激安の補償金提示に両親不服。

日本では、幼稚園などのバスに子どもが取り残されたりすると、1週間くらい同じニュースを流すほど大きく取り上げますが、タイでは一瞬で忘れられ、また同じことが繰り返されます。

ペッチャブーン県で、2歳の子どもが車内に7時間取り残されるという事件が発生しました。

事件は8月22日に発生しました。
ペッチャブーン県の地方自治体にある幼児教育センターに通う2歳7ヶ月の女の子「ナディアちゃん」が、先生の不注意により朝から午後3時まで車内に放置され、意識を失っていたところを発見されました。
その後、医師によって幸運にも一命を取り留めています。

自治体の市長は事件後、謝罪とともに現金10,000バーツ、担当教師から5,000バーツを提供し、さらに両親を自治体で雇用することを提案し、和解を図ろうとしました。
ただし、和解案の条件として「これ以上の請求をしない」との契約書への署名を求めていたので、両親らはこれを拒否しています。

市長はさらに15,000バーツを提示しましたが、両親は賠償額が不十分であるとし、より多くの補償を求めています。

両親は、子どもの健康に対する不安を強調し、特に車内での長時間放置が脳への影響を及ぼしているかどうかの懸念を示しました。
また、ナディアちゃんが学校に行きたがらず、学校の制服さえも着たくないと述べており、家族はナディアちゃんを自宅でケアする必要に迫られているとしています。

両親は、提示された賠償額が子どもの命に対して少なすぎると感じており、自治体に対し、公平な補償を要求しています。

タイの場合、賠償金についてはもっと無視されることが多いので、一見悪くない提示かと思うのですが「自治体での雇用」がどの程度のものかが気になりますね。
いずれにせよ、タイでは命の値段は「激安」です!

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