被害者は泣き寝入り。これがトゥクトゥク犯罪の手口だ! 記念用なら短い距離で。移動用には不適です。

先日日本人も6000バーツも請求されたとの被害が報告され、何かと悪い印象しかないトゥクトゥクですが、こんな事件も報告されています。

9月11日、バンコクのペッチャブリー通り、ラチャティウィ区のラマ6世通りソイ21で、アメリカ人男性がトゥクトゥク運転手から被害を受けたとして、66歳のブーンラート容疑者を逮捕しました。

事件は、8月30日20時22分ごろに発生しました。
被害者であるジェームズ氏は、BTSパヤタイ駅からサムパンタウォン地区までトゥクトゥクを利用しました。
運賃は500バーツと合意しましたが、目的地に到着した際、彼は1,000バーツ札を渡したものの、運転手はお釣りを渡さずにそのまま逃走しまいました。

さらに、ジェームズ氏はお釣りを受け取れなかっただけでなく、車両から自分のバッグを持っていく時間もなく、そのまま奪われてしまったと話します。
バッグの中には、パスポート、500ドル、5,000バーツ相当の宝石9点、3,500バーツ相当のオレンジ色のジャケット、7,000バーツのRay-Banサングラス、1,000バーツの青い帽子、200バーツの黒い傘、1,000バーツのヘッドフォン、500バーツの携帯充電器、7,000バーツのショルダーバッグが含まれていました。

警察署の捜査チームは、犯人のトゥクトゥクが偽のナンバープレートを付けていたため、逃走ルートの追跡に障害となっていました。

しかし、捜査チームは根気強く追跡を続け、最終的に容疑者を特定することができました。

取り調べによると、ブーンラート容疑者は犯行を認めており、過去にもナナ、プラトゥーナム、ヤワラートといった場所で同様の犯行を外国人に対して繰り返していたことを自白しました。
彼は薬物購入のためにお金が必要だったと供述しています。

警察は彼を強盗罪で起訴手続きを行っています。
この罪は2〜7年の懲役、および4万〜10万バーツの罰金が科される可能性があります。
また、逃走や逮捕を逃れるために車両を使用して犯行を行ったとして、夜間窃盗罪でも起訴され、この罪には最大5年の懲役または最大10万バーツの罰金、あるいはその両方が科される可能性があるとのことです。

始めてタイに旅行しに来た記念にトゥクトゥクを利用してみたいという気持ちはわかりますが、ボッタクリや犯罪、恐喝などの憂き目にある可能性が高まりますので、あまりお薦めしません。
写真撮影用に、短い距離を利用するようにした方がいいかもしれません。
移動用には、乗り心地含めて適していません。

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