これが汚職の手口?1枚355バーツのトレイを515バーツで購入。差額はどこへ?

国民党(前進党の後継党)の比例代表議員であるウィロート氏は、陸軍補給部の予算支出を公開しました。
それによりますと、10,000枚の仕切り付きトレイの調達費用として、516万バーツが計上され、落札者は515万バーツで契約を獲得しているとのことでした。
1枚あたりの単価は、515バーツに相当します。

その後、陸軍は「このトレイは現役兵士用に調達されたもので、規定に従い、毎日3食に使用できるよう、品質が高く、安全であることが求められ、耐久性のあるステンレス素材が使われている」と説明しています。

しかし、タイ初のステンレス製キッチン用品メーカーであり、品質を保証のNo.1ブランド「ZEBRA」が、以下の内容とともに仕切り付きトレイの画像を投稿しました。

「6か所の仕切り付きトレイ、わずか355バーツ。
食品グレードの高品質ステンレスSUS304で作られており、耐久性があり、無害で汚れが付きにくく、においも残りません。サイズは幅29cm、長さ39cm、高さ2.5cmで、6つの仕切りにたっぷりと食材を入れることができます。」

もし「ZEBRA」ブランドの価格で355バーツだった場合、515バーツから355バーツを引くと160バーツの差額があり、これを10,000枚(購入枚数)で掛けると、1,600,000バーツの予算を節約できることになります。

日本にもある、古来からの伝統的な汚職の手法「中抜き」に間違いないですね。

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