タイで車を運転する人は冷静に。自国と同じ振る舞いをしているとブーメランを食らいます。

タイで車を運転する方もいらっしゃるかと思いますが、トラブルに巻き込まれると、複雑な問題や法的なケースに発展することがあります。

プーケットの市街地で先週木曜日に発生した事件もその一例です。

8月30日、プーケット県のウィチット警察は、44歳のアメリカ人サニー容疑者を、器物損壊と脅迫による罪で検挙しました。

この事件は、サニー容疑者がタイ人女性運転手と口論になったことに端を発しています。
その様子はビデオに撮影され、SNS
で拡散されました。

タイ人女性の報告によりますと、ウィチット地区のトンネルを通過中に、他の車両が彼女を追い越そうとしてクラクションを鳴らし、方向指示器を使わずに2回彼女の前に割り込んだといいます。

当初、彼女は相手が急いでいるのだろうと考え、右側を通過させました。
しかし、彼女が有名なデパートの近くの信号で停止すると、その外国人男性は車を停めて降り、彼女の車の後部を叩き、凹みを作りました。
彼は車のドアを開けようとしましたが、鍵がかかっていたため開けられませんでした。
開けられないと分かると彼は車に戻り、再び戻ってきて彼女を口汚く罵ります。

彼女はこの出来事をビデオに録画し、その後、事件の証拠にしたいので他のドライバーへ、ドライブレコーダーの映像を提供してほしいとSNSで訴えました。

その後、車のナンバープレートからサニー容疑者が浮上し、弁護士と共に事情聴取が行われました。

サニー容疑者は、妻を病院に連れて行くために急いでいたと供述しています。
相手の車が突然ブレーキをかけた際、病気の妻が車内で揺さぶられたため怒りを感じ、事件現場に到着した際に車を停めて相手に問い詰めたと説明しました。
その後、妻を病院に連れて行った後、全ての容疑を認めるためにウィチット警察署に出頭したと話します。

タイの刑法第392条によれば、脅迫によって他人に恐怖や不安を引き起こした者は、最長1ヶ月の懲役または10,000バーツ以下の罰金、もしくはその両方に処される可能性があります。

この国でタイ人と喧嘩しても勝つのは非常に難しいので、日本と同じように振舞っていると返り討ちにあいますよ。

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