タイ憲法裁判所、セター氏にタイ首相職解任命令。次の首相は誰の手に?!

セター首相、解任です。

8月14日、タイでもう一つ、注目の判決が下されました。
タイ憲法裁判所はこの日、セター氏
が収賄の罪で前科のあるタクシン・チナワット家のお抱え弁護士ピチット氏に、閣僚のポストを与えたのは、政治倫理基準に違反しているとして、5対4で首相職からの解任を命ずる判決を下しました。

元不動産王でタイ貢献党のセター議員は、特定のグループによる陰謀的なものを感じたことがあるか?との質問に対し、「そうは思わない」と述べました。

今後、憲法第 168 条に基づき、プムタム副首相に暫定的な首相の地位が与えられます。

タイの下院は、新しいタイの首相を選出するために召集されることになります。

セター氏の首相解任により、1万バーツのデジタルウォレットばらまき政策やタイの西海岸と東海岸を結ぶ陸橋プロジェクトなど、多くのプロジェクトが宙に浮く可能性があるとタイメディアは報じています。

解任前に滑り込みで無理やり通した1万バーツばら撒き政策が阻止できる可能性があるのなら、これはタイの未來にとって朗報です。
もともと、何一つタイ貢献党が選挙で掲げた公約は守られていませんので、政治的にはむしろ一歩前進なのかもしれませんが、問題は次です。

しかし政治倫理違反で、首相職まで解任されているのに、議員資格はそのままというのは、前進党との釣り合いは全くとれていませんね。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る