セター首相弾劾裁判「知らなかった」を押し通す予定。こんなんでイケるの?

セター首相は、自身にかけられている嫌疑について、親分のタクシンからタクシンの超側近であるピチット氏の任命について、強制されたものではないことを主張する予定とのことです。
ピチット氏が閣僚ポストへの任命資格を剥奪されていることを知らなかったで通すつもりのようです。

タイ貢献党関係者によりますと、首相は法廷で、内閣改造中にタクシンと3回会談していますが、前科者のピチット氏を閣僚に任命するよう働きかけることはなかったと供述する予定です。

声明の中で首相は、自身には法律や行政の経歴がなく、したがってピチット氏が第98条(4)および(5)に基づく資格がないことを知らなかったと説明するとのことです。

一方、ソムチャイ元上院議員は、元上院議員らはチャーターコートへの提出最終段階で、首相がピチット氏に資格がないこと、誠実な行動をしていなかったということを、実際に十分認識していたことを法廷に説得しようとするだろうと述べています。

同氏は、内閣官房が国務院に宛てた書簡から第98条(4)と(5)が省略されたのは意図的であり、国務院はピチット氏が第96条(6)と(7)に従って資格があると裁定していたと主張します。

ピチット氏は、タクシン裁判の弁護士だった際、裁判所職員に現金200万バーツを贈賄しようとしたとして、侮辱罪で最高裁判所政治公職者刑事部から懲役6か月を言い渡されています。
これはいわゆる 「スナックボックス」贈収賄事件として世間一般に知られていることです。

今回の訴訟の動きを察知したピチット氏は、追及されるまえにさっさと辞任し、事態の収拾を図ろうとしました。
一説には、大ボスの指示であったとも言われています。

憲法裁判所は、この訴訟について8月14日に判決を下す予定です。

有罪となれば、セター首相は失職する可能性があります。

そもそも「知らなかった」で済むなら、警察いらねー!だし、いやそもそも今の警察はいら…。
いや、それはさておき、
長きに渡る経済低迷とタイ貢献党政権がスタートしてからだださがりのタイ株価を止めるためにも、ここはとっとと首相の座を明け渡していただき、政権交代をお願いしたいものです。

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