中国人振り込め詐欺の本拠地、ゴールデントライアングルにある施設への通信遮断作戦決行。
- 2024/7/26
- チェンマイ
タイの警察は、タイ北部のゴールデントライアングルにある「the King’s Roman」エンターテインメントの周辺地域への通信遮断と、ラオスとミャンマーの国境沿いにある違法携帯電話基地の撤去を開始しました。
タイ国家放送電気通信委員会(NBTC)の職員らも、「盗賊橋爆破」というコードネームで呼ばれるこの作戦に参加しました。
この作戦は、その多くは中国人による犯罪組織が運営しているコールセンターの運営を妨害することを目的としています。
セター首相は、コールセンターで働くタイ人を逮捕し、裁判にかけるよう警察に命令しており、作戦の進捗状況を毎週首相に報告するよう指示されていると伝えられています。
この作戦は、コールセンター詐欺団が電話により人々からお金を騙し取るのを防ぐため、国境地帯からミャンマーとラオスに送信されるすべての通信信号を停止することが主たる目的でした。
警察は、国境検問所の入国管理官に対し、ミャンマーに旅行するタイ人の検査を強化するよう指示しています。
タイ国家放送電気通信委員会によりますと、コールセンターのギャングやその他の違法な目的で使用された疑いのある 200 万件を超える携帯電話番号を使用不能とし、9つの県にある 179 の携帯電話サイトを閉鎖させました。
ミャンマーにインターネットと携帯電話サービスを違法に提供したとして33人も起訴されています。
作戦中、部隊はチェンラーイのメーチャン地区からミャンマーに伸びる長さ約11.5kmの地下インターネットケーブルを発見しています。