【タイ】人丈以上に打ち寄せる波の前で、平然と食事をする一家。人の価値観はそれぞれです!

津波に侘しさを感じるのは、日本人だけなのかもしれません。

6月24日の深夜、バンコクから約1時間ほどで行けるビーチリゾート「バンセン」では、強風のため打ち寄せる波の高さが、2メートルを超えるほどでした。

写真からも非常に危険な状態であったことが伺えます。

しかし、「高波イコール危険」とすぐに考えてしまうのは、歴史的に様々な経験をしてきた日本人だからでしょうか。

津波を経験したことのないタイ人にとって、それは格好のアクティビティでしかないのかもしれません。

人丈以上に高い波が打ち寄せる中、何か花火でもみるかのように平然と食事をとっている一家がそこにいました。

「ドリアン」を見て、うえ~となるかウマそとなるかは、個人の価値観の問題ですから否定はしません。
ただ風も強いことですし、危険な状態になってから逃げても遅いのですが…。

もしかすると、2004年にパンガー県やプーケットを襲った津波の際も、最初は「恐怖」と言う感覚を持ち合わせていなかった人々も多かったのかもしれません。
そもそも、経験したことがないのですから。

タイで5400人の死亡者を出したスマトラ島沖地震から19年。備えは作動せず、誤作動も原因不明の状態。

そして、こんな時でも警察は全く「我関せず」を通すのですね。

この国は言論の自由はありませんが、危険を楽しむ自由は何人たりとも犯すことのできないサンクチュアリなのかもしれません。

サザンのTSUNAMIの歌詞説明しても、タイ人には全くピンとこないのだろうなあ。

ちなみに強風の後のバンセンビーチは、プラスチックを中心としたゴミだらけだったそうです。
そっちの方が問題か…。

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