スリヤ運輸大臣、ジェトロ黒田所長と会談「もっと投資を…」懇願。

6月19日、スリヤ副首相兼運輸大臣は、日本貿易振興機構(ジェトロ)に対し、政府が「イグナイト・タイランド」構想の下で計画しているタイの様々なプロジェクトへの投資を、日本企業に誘致するよう要請したと語ります。

今年2月にセター首相によって発表されたこの構想は、タイを観光、ウェルネスと医療、農業と食品、航空、物流、将来のモビリティ、デジタル経済、金融の世界的なハブに高めることを目的としています。

スリヤ大臣は、タイの交通インフラに関わる5つの巨大プロジェクト、すなわちチュムポーン県とラノーン県の陸橋プロジェクト、全国規模の複線鉄道プロジェクト、そしてスワンナプーム、ドンムアン、プーケットの3つの国際空港の開発が優先事項であると主張しています。

スリヤ氏は、ジェトロバンコク事務所の黒田淳一郎所長と会談し、双方がタイの投資機会と下半期の経済見通しについて話し合ったと伝えられています。

この会議で、同省の下で進行中のプロジェクトやバンコクのすべての電車の運賃上限20バーツや、ラマ9世通りの交通渋滞を緩和するためのダブルデッキ高速道路など、それらが経済促進にどのように役立つかについても議論されたと述べています。

また、タイ政府の投資促進政策により、今年のタイにおける日本企業による工場や機械関連の投資は23%増加すると予測しています。

観光や金融経済のハブを目指すということは、ようするにこれまでの他力本願政策を強めるといっているだけで、プラス要素がありません。

スズキやスバルの撤退などに始めり、今年はもっと工場の閉鎖が続くという分析もある中、他人のお恵みだけに頼った政策で良いのでしょうか。
もっと自国の産業を興し自力をつけないと、投資家はもっと離れていくでしょう。
現在の株価が、正直に物語っています。

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