タイ上院議員40名以上が署名！セター首相とピチット大臣に対する不信任請願書を裁判所が受理。

タイの憲法第170条に基づき、上院議員40名以上が署名した請願書が、憲法裁判所に提出されました。
そこには、セター首相とピチット首相府付大臣への不信任決議を判断するよう求めるものでした。

憲法裁判所は、５月17日午前10時20分に請願書を受理しています。

署名に応じた上院議員らは、セター首相がピチット氏のポストへの適格性に疑問があるにもかかわらず、自身の権限を利用し大臣に任命したと主張しています。

ピチット氏は受刑歴があり、過去に倫理上、重大な違反を犯しています。
この問題を適切な機関である憲法裁判所の裁定に付託する必要があると、上院議員らは説明しています。

ピチット氏は2008年、いわゆる「スナックボックス」贈収賄スキャンダルで６カ月間服役しています。

同氏は、タクシン元首相が関与したラチャダー土地事件の公判中に、現金200万バーツが入ったバッグを賄賂として裁判所の事務官に引き渡したとして有罪判決を受けています。
最高裁判所の政治的地位保持者刑事部は、2008年にタクシンを利益相反の罪で有罪とし、懲役２年の判決を下しています。

タクシン氏も一度も刑務所に行かず、VIP病室で半年間過ごしたとしても間違いなく有罪判決を受けた前科者です。
その点をお忘れなく。

第２次セター政権の閣僚に前科者！市民団体からの調査依頼にタイ首相「心配してない」。

タイ上院議員40名以上が署名！ セター首相とピチット大臣に対する不信任請願書を裁判所が受理。