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黒幕設置で富士山が消える?! オーバーツーリズムによる「観光公害」が深刻化。
- 2024/5/4
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以前、タイ人観光客の観光スポットとなっている「富士山夢の大橋」で、マナー違反や路上駐車が問題化しており、タイメディアもよろしくない行為として、取り上げていました。
それでも効果がないため、地元では新たな対策に乗り出したようです。
富士河口湖町の地元住民が、観光客による悪質な行為に強い苦情を訴えたことを受け、この国で最も有名な名所である富士山の眺めを遮る黒幕を設置する工事が始まりました。
富士河口湖町は、雄大な富士山の写真を撮るために、主に外国人観光客が連日後を絶ちません。
特に、山梨県富士河口湖町の「ローソン河口湖駅前店」の屋根越しに見える富士山(通称「富士山ローソン」)は、外国人観光客に有名な場所となっています。
地元当局者や住民らは、町が観光客を歓迎する一方で、観光客が道路を横断し続けたり、赤信号を無視したり、ゴミのポイ捨て、不法侵入、違法駐車、指定場所以外での喫煙を阻止する必要があると主張している。
ローソン店舗の向かい側にある「井ビシ歯科医院」は声明で、「車を移動するように頼むと怒鳴りつけられたり、火のついたタバコを(地面に)投げ捨てられたりすることが珍しくなくなった」と対策工事へのやむを得ない事情を説明します。
町は5月中旬までに、山の景観を遮る高さ2.5メートル(8フィート)、長さ20メートル以上の防壁を完成させる予定で、観光客がそこで徘徊するのを阻止することを期待しています。
日本ではオーバーツーリズムの問題が深刻化しており、特に京都の狭い私道のような人気スポットや白川郷、富士山などでも多くの観光客が訪れることによる、前述のようなマナー違反が「観光公害」という言葉を作り出しています。
しかしこの黒幕設置報道に富士河口湖町役場には、日本人からのクレームの電話も殺到していると言います。
ただし、その人たちのほとんどは地元住民ではないと伝えられています。
「富士山を見てほしくないわけではありません。 問題は、基本的なルールを守れない人が非常に多いことだ」と町職員はメディアに語っています。
とは言え、ルールがきちんと守れる外国人というのは、日本人に以外にはなかなかいないもので、外国人に期待するのは難しいというものです。
日本が観光立国になるということは、日本人が今まで気づいてきたものを失っていくことなのかもしれません。
もし、外国人の受け入れと日本の規律を両立させたいのであれば、オーストラリアやシンガポールのように、罰則と取り締まり、入国時の検査の徹底を行うべきでしょう。
それは可能だと思います。