タイのプラスティックごみ排出量ワースト5位の原因は「コカ・コーラ」?!

「コカ・コーラ」は世界最大のプラスチックごみ汚染者として認定されており、タイが海洋プラスチックごみの第5位の排出国にランクされることの一因となっているとタイメディアが報じています。

12の国際機関が発表した新たな研究結果によりますと、世界のブランドプラスチック汚染の半分以上は56社に起因しているとのこと。

この調査では、コカ・コーラが世界全体の11%という最高レベルのプラスチック汚染の原因となっているブランドであることが判明しています。

次いでペプシコが5%、ネスレとダノンがそれぞれ3%で続いています。

カナダのダルハウジー大学(DU)が主導し、学術誌サイエンス・アドバンスに掲載された5年間の研究プロジェクトでは、ブランドと非ブランドのプラスチック汚染がほぼ同量であることが判明したと述べています。

この研究の共著者であるDU大学資源環境学部のトニー・ウォーカー氏によると、ブランド付きプラスチックゴミの半分以上は56社の多国籍企業からのものだとも述べています。

この調査によると、2020年の世界のプラスチック生産量は前年と比べて2億トンから4億トンに倍増したと語っています。

批評家らは、リサイクル方式では世界的なプラスチックゴミの量に効果的に対抗できないと主張しており、詰め替え可能なボトルへの切り替えを求めていています。

ペプシコとネスレは先週、プラスチック汚染を減らす方法としてリサイクルにも取り組むと主張しています。

パッケージング多国籍企業RAJAの2021年の報告書では、タイは海洋プラスチックごみの排出国として世界ワースト世界5位にランク付けされており、毎年2,280万キログラムが海に流出しています。

ランキングのトップはインドで1億2,650万キロ、次いで中国(7,070万キロ)、インドネシア(5,630万キロ)、ブラジル(3,800万キロ)となっています。

タイはなんでも他人のせいにするのが得意ですが、このような引用を利用するのではなく、自国で出されているプラスティックごみの種類で多いものがなんなのか、先ずは調べた方がよいと思います。
そのような取り組み一つせず、言葉上だけで「ゴミを減らそう」と言っても、減るものではありません。

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