バンコク都庁、段差のあり過ぎる歩道を整備すると公言。電柱地中化も進んでませんが…。

問題は実現可能なのかどうかです。

4月7日、バンコク都庁は突如、街の歩道の高さを下げ水平にするとともに、車椅子利用者や視覚障害者がより歩きやすくするためにスロープを設けると発表しました

バンコクの歩道には、車椅子利用者が容易に通行できるようなスロープが不足(というか健常者でも歩きにくい)しており、また歩道との段差が高すぎることも問題となっています。
さらに最悪なのは、多くの歩道はそもそも平坦ではなく、安全な幅も確保されておらず、樹木や屋台、時には車の駐車などで塞がれており、視覚障害者を誘導するシステムがまったくありません。

BMAは投稿の中で、歩道に関する一般の苦情は市当局が受けた苦情のトップカテゴリーの一つであると述べています。

本日の発表では、すべての人が利用できる歩道に改善する予定で、まずパイロットプロジェクトとして都内16本の道路で実施されると述べています。

具体的には、次のように改善を実施すると発表しています。

◆歩道の高さを18.5センチメートルから10センチメートルに下げる。

◆建物およびソイの出入り口の高さを18.5cmから10cmに下げる。

◆歩道の舗装を、6ミリメートルの鉄棒で補強した10センチメートルのセメントに変更する。

◆車椅子の利用の妨げにならないよう、建物の出入り口を歩道と同じ高さにする。

◆国際基準に合わせて、すべての坂道と歩道の比率を 1:12 に変更する

◆舗装の表面にはパターンが印刷されたアスファルトが使用されます。

◆雨水排水箇所を垂直から水平に変更し、路面とのシームレス化を図る

◆歩道利用者の通行の妨げにならないよう、歩道上の公共施設を移設します。

◆歩道の中央に、視覚障害者を誘導する点字ブロックが敷かれます。

◆高くなった植林木の端は、人の邪魔にならない通路として同じ高さにし多孔質アスファルトに変更させます。

電柱地中化も一向に進みませんが、その理由に予算の問題をあげています。
1万バーツばら撒くために、5000億バーツもの借金を拵えてる場合じゃないんですけどね。
まあ、目的が選挙票のためだから、どうしてもやりたいというのは分かっていますが。

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