日本と同様?新型コロナ過以降、タイでもペット需要が増加中。出生率とは反比例。

新型コロナ過において、日本では自宅にいることが多くなったせいか、ペット需要が増加したと言われています。
これは、タイでも同様のことが言えます。

The 1 Insight と CRC VoiceShare は、タイのペット需要の傾向を調査しました。
そのデータ結果は、特に新型コロナウイルス感染症後の時代において、ペットを飼育する世帯数が継続的に増加していることを示唆していました。

残念なことにこれは、タイの出生率と反比例する対照的な結果となっています。

ペット製品の売上は 2020 年以来連続 2 桁成長を記録しており、2023 年には 14% の増加となっています。
The 1 のデータによりますと、これはペットの飼い主が富裕層により顕著に拡大されていることを示しています。

ペット1匹当たりの出費(月)は、 10,000 ~ 20,000 バーツで推移しているというデータもあります。

ペットフードの売り上げも伸びており、総合的なペットケアと治療サービスを提供するペットウェルネスセンターも好調な業績を上げています。

特に猫用品は種類が豊富なため、ペット用品の総売上高の 63% を占めています。
すべてのペットカテゴリーで最も売上が高い製品には、キャットフードや猫用おやつ、猫砂、猫トイレがあげられます。

CRC VoiceShareが実施したペットの飼い方に関する調査によると、タイ人の大多数(65%)がペットを子供または家族の一員だと考えています。
その他、33% が孤独を和らげるため、2% はメンタルヘルスのためとその理由をあげています。

人気ペットランキングは予想通りで、63%が犬、49%が猫、12%がその他小動物でした。

ほとんどのタイ人は、今でもペットショップやブリーダーからペットを入手しています。
しかし猫の飼い主の最大50%が、組織的な養子縁組システムを選択しています。

年齢層でのデータを見ると、Z世代が主に犬を飼育しており、全年齢層の中で支出の伸びが最も高いことが示されています。
Y世代は、猫を飼っている人の割合が最も高く、これはおそらく彼らのライフスタイルとコンドミニアムに住む傾向があるためと考えられます。

一方、X世代は、魚や鳥を飼う人の割合が最も高く、これらのペットは飼い主に大きな負担をかけることなく家に活気を与えてくれます。
一方、団塊世代はペットの所有率が最も低いグループとなっています。

日本の場合はどうでしょうか。
体感ですが、一戸建てなどに住んでいるイメージからか、年配の方のほうがペットを飼っている比率が高い気がします。
日本も同様ですが、タイも賃貸住まいですと、ペットを飼える物件を探すのは難しい傾向にあります。
コンドミニアムで違反を承知でペットを飼い、付近の住民に通報され、多額の違反金を請求されるケースも増えています。

あと、あの劣悪な環境で展示されているペットショップで購入するのは、一番やめて欲しいです。
ペットショップ業者は、一ミリも動物たちに愛情を感じていません。
ただの商品だと思っている人から、動物を購入するのはやめて下さい。

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