タイの人気観光地クード島がカンボジアに奪われる?! タクシン=フンセン密約の噂がまことしやかに囁かれています。

タイの場合、噂が真実である可能性は高いです。
ただ、真実は闇に葬られてしまうことが多いのです。

タイの巷では、クード島がカンボジアによって領有権を主張され奪われる危険にさらされていると、まことしやかに囁かれています。

この噂は、2024年2月21日にカンボジア元首相のフンセン氏が、大親友のタクシン・チナワット氏を仮釈放直後に訪問した後に発生しました。
その後、フンセン首相は、タクシン氏の娘でタイ貢献党党首のペトンターン氏を3月19日~20日の日程で、カンボジアを訪問するよう招待するほど、ズブズブの関係です。

この訪問により、タイとカンボジアの間の係争海域をめぐる将来の交渉において、クッド島が交渉の材料になるのではないかという噂や憶測が生まれました。

クード島は、美しい観光名所として有名です。
タイとカンボジアの間の26,000平方キロメートルの海洋紛争は、両国が2001年に「石油資源を共同開発しながら海上国境を交渉する」ことで合意した覚書(MOU)を締結して以来、停滞したままとなっています。

タイランド湾のこの係争地域には、11兆立方フィート(3.5兆バーツ相当)の天然ガスと、5億バレル(1.5兆バーツ相当)の石油が埋蔵されている可能性があると考えられています。
両国は、これらの資源を共有することで利益を得ることができるだろうと見込まれていました。

しかし、タイでは軍事クーデターなど政情不安があり、交渉は進展していませんでした。

その後ペトンターン氏がタイ貢献党の指導者に就任したことで、父親のタクシン氏によって始められた協定の復活を企てていると考える人もいます。

しかしこの動きは両国、特にタイの民族主義団体からの反発に直面する可能性が高いとみられています。

トラート県天然資源保存保護協会の会長であり、県知事の顧問であるソムキアット氏は、1907年のフランス・サイアム条約によって、クード島がタイに属していることは認められていると言います。
当時、カンボジアはフランスの植民地であり、島に対するタイの主権には異議を唱えていませんでした。

タクシン氏の帰国は、この国に不安と懸念与え続けています。

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