サイアムパラゴン事件教訓、微塵も感じられず…。未登録の銃器所持者は返還すれば不問にとセター首相。

2月6日、セター首相は、未登録の銃器所持者へ恩赦を検討していることについて声明を発表しました。

セター首相はタイ内務省に対し、銃犯罪からの公共の安全に関する命令を発しました。
タイの銃規制対策とは、国民や国内から銃の数を減らすことでした。

ただし、新しい銃規制措置は現行の関連法と矛盾を引き起こすものではなく、恩赦が施行される場合、事前に国王令によって発令されることになります。

新しい銃規制措置が正式に施行された後は、未登録の銃器所持者はタイ政府に武器を引き渡すことができ、そのことについて責任を問われることはない。

現タイ政府は、2023年10月に発生したサイアムパラゴン14歳少年銃乱射事件や、それ以前に発生した数々の銃犯罪について、何一つ教訓とすることはできないようですね。

正規の手続きをせず銃を所持するような輩(たくさんいる)が、今なら罪に問われないからと言ってわざわざ銃を返還しに来ると思いますか?
そもそもそのような人がいるなら、銃犯罪を犯すような人ではないでしょう。
何が何でも銃を手に入れたい!という強い願望を持っている者こそ、銃犯罪を起こすものであって、こんなことに時間を使っても無駄意外のなにものでもありません。(閣議にも税金に使われています)

これについては事件の現場となったサイアムパラゴンが率先して、銃所持に対する反対運動を起こしてもおかしくないはずなのですが。。。

タイ社会の人の命に対する関心の無さが、日本のそれとあまりにも違いすぎて、私は今でもその点について慣れることができません。

 

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