20年以上前の因習に終止符?! タイの教師に課せられていた「当直」義務を撤廃。以降は自主的に行うって?!

タイの教師は、「当直教師」とも呼ばれる、放課後に交替で学校に留まる制度が根付いていましたが、この度この制度がなくなるだろうと教育大臣が1月25日に語っています。
廃止措置はただちに発効し、「当直」をするかしないかは、純粋に自主的なものになると付け加えています。

「当直」制の廃止により、当番を怠った教師が懲戒処分を受けると定めた同省規則第8号に基づくすべての懲罰も取り消されると述べています。

先日、チェンラーイ県の学校で、宿直中に41歳の女性教師が元学校職員に襲撃されるという事件が発生しました。
被害者は犯人と戦った際に、ナイフで傷を負い、さらに肋骨3本を折る重傷を負いましたが、通行人によって九死に一生を得ました。

この事件は1月20日土曜日の午後に発生しました。
警察は監視カメラの映像を調べた結果、元学校に雇用されていた38歳の庭師を逮捕しました。
容疑者には薬物乱用歴があり、未成年者への性的暴行で服役したこともあると伝えられています。

事件後、教師団体は教育省に請願書を送り、特に勤務時間外や休日にキャンパスに留まる女性教師に対する当直義務規定の撤回を求めていました。

「当直」自体がなくならないとすると、パワハラまがいで半強制的にやらされるケースも出てきそうですね。
表沙汰になる日がいつになるかはわかりませんが。

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