タイの人気youtuberがアップした動画が騒動になり、タイ陸軍が弁明する羽目に。一体何が?

タイ王国陸軍は、人気のYouTubeチャンネルを利用し、いわゆる情報作戦(IO)に使用したのではないか疑惑を却下しました。

YouTube チャンネル「Pigkaploy」は1月16日、ミャンマーの問題地域と国境にあるチェンマイ県に駐留するタイ軍兵士の日常生活についての映像をアップしました。

「タイ・ミャンマー北部国境で2泊3日兵士生活してみた」と題されたこの動画は、題名の通りタイ・ミャンマー国境沿いの人里離れた軍事駐屯地で2泊3日を過ごす様子を描いたものでした。

この動画がアップされるやいなや、ソーシャルメディア上では、この映像は軍の指示に従って作成されたプロパガンダであるとの主張がなされました。
しかし、プロイパイリンさんは、単に国境地域に駐留するタイ兵士の任務について知りたかったためにこのビデオを制作したと説明します。

YouTube チャンネルは、このシリーズのさらに続編が間もなく公開される予定であると述べています。
1つは東の国境での兵士の生活に関するもので、もう1つは南の国境での兵士の生活に関するものです。

1月19日時点では、残りの2つのエピソードの続編が当初の計画通りに投稿されるかどうかは不明のままとなっています。

同チャンネルのこれまでの動画のほとんどは、プロイパイリンの旅行に関するものばかりでした。

陸軍関係者は19日、YouTubeチャンネルからの連絡を受け、陸軍はプロイパイリンさんとそのチームが滞在できるよう関連する国境部隊に指示をだしただけだと説明します。

この関係者は、YouTubeの映像が陸軍による宣伝活動の一環だったという疑惑を否定しています。

近年、批評家や野党政治家がこの国の軍事支出に疑問を呈しています。
これは、強制徴兵の撤回を求める声が高まっていることも後押ししています。

多くの批評家は「何のために兵士を持っているのか?」という疑問を抱き、タイにとって軍隊はもはや必要ではないと主張する人もいます。

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