米国のタイ料理レストラン「ラブ&タイ」。ネットで犬肉料理を出していると誹謗中傷され閉店に。

カリフォルニア州フレズノにあるタイ料理レストラン「ラブ&タイ」。
この店で、犬肉を使用したアジア料理をだしていると人種差別的な根拠のない嫌がらせが6カ月以上続いたため、41歳のラサボンさんは家族の安全を懸念して店舗を閉鎖することを決めました。

2023年5月に、動物愛護活動家がソーシャルメディア上で、無縁の家に繋がれていたピットブルがこの店のメニューに登場するとほのめかし、中傷しました。
店はこの時、オープンしてわずか7ヶ月しか経っていませんでした。

その翌日、辛辣な発言やボイスメール、嫌がらせの電話が雨のように降り注ぎました。
特に年配の女性からの電話を思い出すと、ラサボンさんの体は今でもこわばります。

「彼女は私に異常なほどの嫌悪感を抱いており、怒鳴ったり叫んだりしていました。
そして『犬を食べる母親から来た国に帰れ!』と言ってきました」。

これら嫌がらせと営業時間外にも駐車場で徘徊する人をみかけるようになり、不安に駆られ彼はそのレストランを閉店することにしました。

このような中傷は、米国で150年以上続いているアジアの料理や文化に対する長年の偏見を利用したものだとタイメディアは伝えています。

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