「ムーカタ」を食べると難聴になる?!死亡者も。タイの豚肉は取り扱いを間違えると非常に危険です。

みんな大好きタイの焼肉「ムーカタ」ですが、生肉を扱う時のトングや箸は、食事用と分けるようにして下さい。
最悪、耳が聞こえなくなりますよ。

ジェサダー教授は、生肉を扱ったトングを食事用と分けずに豚肉を食した場合、「耳熱」(ไข้หูดับ)にかかる危険性があると指摘しています。
統計によりますと、今年タイ人は500人が感染し、24人が死亡しています。

チュラロンコーン大学の同教授は、 「生の豚肉を食べると耳熱になるって本当ですか?」の問いにこう答えています。

公衆衛生当局からの警告のニュースがあります。
生の豚肉は食べないでください。 難聴の危険性があるからです。
この話は本当で、あなたが思っているよりも恐ろしいものです。

豚肉を食べる (内臓・血液を含む)生の豚肉にはリスクが潜んでいます。

耳熱から難聴を引き起こし場合、永久的に難聴に至る可能性があります。

ここで警告されている「耳熱」は、豚レンサ球菌による髄膜炎の症状であると思われます。
豚レンサ球菌感染は、汚染された豚肉や豚の血(タイ料理では豚の血を使った料理がある)を食べると起こります。

「耳熱」を発症した感染者は、高熱、頭痛、悪寒、錯乱、不安感、関節痛、肩こり、難聴を引き起こす場合があります。
また異常な平衡感覚、呼吸困難、心拍数の上昇、低血圧、体中に血の斑点がみられる、目の痛み、充​​血、視界がかすみなどの症状が現れると言います。

耳熱の予防には、豚肉を正しく食べるように心がけてください。

①70℃以上の熱で火が通るまで調理します。
②生の豚肉と調理済みの豚肉を分けて下さい。調理器具も分けて使用してください。
③飲酒と同時に生の豚肉を食べないでください。
④豚肉は信頼できる規格を持った産地から購入することを選択し、産地不明の豚肉は購入しないでください。

タイ人の真似をして、ローカルなお店で食事をした場合、衛生面などはかなり保証できません。
また安価を売りしているお店などは、出所の分からない肉を使っている可能性がありますので、リスクを伴うことをお忘れなく。
あとは全て自己責任です、この国は。

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