【ロイクラトン祭り】行政も推奨していた「パン」クラトンは自然に大敵! 池で魚が大量死。

タイを代表するお祭り「ローイクラトン」ですが、現代にはそぐわないお祭りなのかもしれません。

パンで作ったクラトン(灯篭)は、生分解性(自然分解)可能な環境に優しい代替品として推奨されてきましたが、今年のローイクラトン祭りでは、このパンクラトンのせいで大量の魚の死骸の山が築かれました。
バンコク知事顧問ポーンプロム氏は12月1日、バンコクのサンティパープ公園の池で、大量の魚の死骸が発見されたことを明らかにしました。

ポーンプロム氏によると、ローイクラトン後にこの公園で集められた6,810個のクラトンのうち4,000個がパンでできていたといいます。

同氏は、パンクラトンが沈んで水が汚染され、「池のほぼすべての魚」が死に至ったと説明します。

ポーンプロム氏は、この事件はパンクラトンが環境に優しいものではなく、むしろ自然に対する脅威であることを証明していると主張しています。

今年のバンコクのローイクラトン祭り後に回収されたクラトンの約半分は、パンでできていたといわれています。

タイは普通の国なら認めないようなことを、ソフトパワーの名のもとに強引に推し進め、結果、本来タイ繁栄の源である自然を破壊し続けているのかもしれません。

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