満を持して海外初進出『ホテルJALシティバンコク』。ジワる従業員の笑顔、ホッとする朝食。=おもてなしの心=で満たされます。
- 2023/9/28
- ホテル情報
どうもみなさん、ごきげんよう。
厳選されたタイの物件をご紹介していく、クロスボンバー不動産部「正直(に言っちゃう)不動産」、略して「正直(言)不動産」の高Pです。
今回もまたまた、=バンコクのホテル選びで重要視すべき3つの点=を兼ね備えた、バンコクのホテルを一件ご紹介いたします。
この重要視すべき3つの点について、詳細をまだご覧になっていない方のため、もう一度簡単にご説明しましょう。
バンコクのホテル選びで重要視すべき3つの点。
①交通のアクセス(BTSやMRTなどの駅近)
②徒歩圏内に食事処が多い
③日本人街かローカルエリアか
なぜこの3つ点が重要なのかについては、過去記事「ラディソンブルー プラザ ホテル(Radisson Blu Plaza Bangkok)」の記事の前文をご覧下さい。
さあ今回も、みなさんの素敵な旅の出発基地となるホテル選びのご参考となるよう、忖度なしに感じたままをお伝えしてまいりましょう。
目次
信頼のオークラ ニッコー ホテルズが手掛ける海外初進出の日系ブランド
今回ご紹介するホテルは、『ホテルJALシティバンコク』です。
すでに本誌では何度かディティールのご紹介をしていますが、実際に宿泊してきたのは今回が初めて。
宿泊レビューでは、プレスリリースでは書けないリアルで細かい部分まで指摘し、ご紹介していきます。
ちなみにこの『ホテルJALシティ』は、オークラニッコーホテルズのグループホテルで、今回が海外初進出となります。
この地には元々「グランドタワーイン」という日本人駐在員御用達のビジネスホテルがありました。
それを全館リニューアルし、2020年5月に『ホテルJALシティバンコク』としてオープンする予定だったのです。
しかし折悪く、予定していた2020年は新型コロナ禍の真っ只中。
思考を重ねた結果、しばらくは「HOTEL VERVE」という名で営業を続けることとなったのです。
そしてようやくコロナ禍が明け、しっかりとしたオペレーションを行った上で、この度『ホテルJALシティバンコク』は、2023年9月14日にグランドオープンを迎えることとなったのです。
(プレオープンは7月3日より)
ううう、高P、内々的な事情がある程度想像できるので、そのご苦労痛み入ります。(泣)
そんな、大切に大切にオープンの日を待ちわびてきた『ホテルJALシティバンコク』。
みなさんと一緒に、ルームツアーして行きましょう。
『ホテルJALシティバンコク』は、こんな方にお薦めです!
◆日本人短中長期出張者
◆日本人短期旅行者(ご夫婦、学生、社会人)
◆タイ料理だけだと苦手なので、日本食も摂りたい方。
※理由は最下段の総評にて
実はBTS駅直結?! 「おもてなし」の心、インストール完了です!
『ホテルJALシティバンコク』は、BTSトンロー駅から超激近の場所に立地しています。
地図上ですと、トンローの大通りをグルっと回る必要があるように思えますが(それでも徒歩5分)、実はこの『ホテルJALシティバンコク』、徒歩でのみ通行ができる私道がありまして、それを利用すれば、ものの1分で同敷地内にある系列の「ホテルニッコーバンコク」に到着してしまいます。
そしてニッコーのロビーを通って行けば、例え雨が降っていたとしても、ほとんど濡れずに当ホテルまで到着できるというわけです。
(土砂降りの時は、流石にずぶ濡れになるので、少し小雨になるのを待ってからお越しになってください。)
またタイの高低差の激しい歩道をスーツケースを持って、「えっちら、おっちら」歩かなくて済むのも地味にありがたいものです。
というわけなので、全く息切れ「はあはあ」せずに、スムースチェックイン!できました。
中に入ると…。
おおっ、ロビーは完全に生まれ変わっていますね~。
元のグランドタワーインには、何度もご駐在さんをお迎えに上がっていたので、未だ当時を記憶しています。
「あれが・これに!」と思うと感慨深いです。
ちなみにコロナ禍中に「HOTEL VERVE」として営業していた装いとほぼほぼ同じなんだそうです。
私は「HOTEL VERVE」時代は、コロナ禍ということもあり、一度も中に入ったことはありませんでした。
(ニッコーの方は何度もきていましたが)
ロビーも天井高で、広々としてピッカピカです。
待合席も十分に。
オークラニッコーホテルズの会員プログラム「One Harmony」に入会(入会無料)していると、チェックイン時にガチャガチャを引くことができます。
何が出るかな~、大人でもワクワクしますよ。(私はスナック菓子が当たりました)
とにかく先ず気付くのが、ホテルスタッフの溢れんばかりの笑顔。
タイは「微笑みの国」とは言われますが、実際にはあまり微笑んでくれるケースは少なく、特に仕事中のタイ人は不愛想な場合も多いのです。
ただこの『ホテルJALシティバンコク』では、レセプションスタッフはもちろん、ポーターやメイドさんまで、わざわざ振り向いて笑顔を振りまいてくれます。
異国の地に来て、これは本当にありがたいです。
ほっこりします、なごみます、安心します。
これこそが北原支配人の述べる「ジャパニーズホスピタリティ<おもてなし>の心」ではないでしょうか。
滞在中、例外なくそのようなシーンに出会い、全てのスタッフに<おもてなし>の心がインストールされているのだなということを感じさせられました。
宿泊ルーム
『ホテルJALシティバンコク』のスタンダードなお部屋は28㎡が基調となっています。
全室、バスタブと電動ウォシュレットが備えついており、メインのお客様層である日本人短中長期出張者様にも、快適に過ごせる工夫がなされていました。
お部屋はカードキーで管理されています。
こちらは反対側から玄関先をみたところ。
劣化しにくい大理石が使用されていて、高級感も演出されていますね。
寝室はこんな感じ。
落ち着いた色合いと真新しい家具が清々しくて、自分の部屋よりも落ち着きました。
仕事ができるスペースがあるのも、大変ありがたいです。
本誌では割とそういった物件をご紹介していますが、ホテル全般でいうと、ついていないところの方が多いのですよ。
ベッドも広々キングサイズ。
ツインベッドも選べます。
28㎡と言ったら、日本のビジネスホテルの2倍の広さです。
日本人の男性出張者の方なら、広さ的には先ず問題ないでしょう。
うちは、親子3名で泊まりましたが、それでも全く窮屈さは感じませんでした。(むしろ娘が飛び跳ねまわって大変でした汗)
気になる水回りはこんな感じ。
トイレは電動ウォシュレット。
タイではウォシュレット自体の普及率もまだまだな上、電動式のものはさらに少ないのです。
理由は、漏電などによる感電事故の懸念があるからです。
電動式ウォシュレットを設置する際は、しっかりとした電気周りの養生と定期メンテナンスが必要となります。
洗面台も明るくてキレイですね。
タイの古いホテルは、ぼんやりとした照明が多くて、私は目が疲れてしまいます。
こちらがバスタブ。
シャワーと一体型ですが、横幅があって結構ゆったり浸かれて、不便はなかったです。
ホテルなので、清掃は毎日入りますので、多少周りが濡れてもご心配ご無用です。
浸かるとこんな感じ。
お湯もしっかり出ましたが、激アツのお湯が出てくるまでには少し時間がかかった感触を得ました。
(程よいお湯はすぐにでます)
ただタイはそもそも温度設定が低いところが多いので、激アツのお湯が出るだけでもめっちゃ助かりますね。
清潔なタオルも毎日笑顔で交換してくれます。
ケトルやコーヒーカップ、グラスなどが付いてきます。
この辺りはスタンダードなサービスですね。
収納も十分。
金庫やスリッパも付いてきます。
左側の扉にはサイコロ型の冷蔵庫が備えついています。
この辺りは一般的な感じですね。
さらに長期滞在に適したJレジデンスというお部屋タイプ(56㎡)もございます。
ワンルームタイプですが、リビングスペースと寝室スペースが完全に分かれています。
今回のような改築物件の良さは、こういった広い間取りがあるということ。
完全な新築物件では、大きな間取りを取ること自体が無くなってきました。
利益率が良くないんですね。
ドレッシングルーム
水回り、バスルームはこちらです。
電動タイプのウォシュレットはもちろんのこと、こちらのお部屋タイプにはシャワーブースが別途ついています。
キッチンはないのですが、冷蔵庫が大きいのと、電子レンジがついているのがいいですね。
長期滞在中には、外食だけでなくお部屋の中でお食事をする日もあるでしょうから、電子レンジがあれば買いためたものも温かい状態で食べることができますね。
ファシリティ
『ホテルJALシティバンコク』のファシリティは、専用のフィットネスセンターが備えついています。
ただこちらは夜19時までしかご利用できません。
もっと遅くまでご利用されたい、またプール(『ホテルJALシティバンコク』にはない)ご利用されたい場合は、ホテルのレセプションに声をかけて頂ければ、お隣の「ホテルニッコーバンコク」のフィットネスとプールをご利用になることが可能です。
こちらが「ホテルニッコーバンコク」のフィットネスセンター。
こちらですと、夜21時までご利用可能です。
お部屋には洗濯機が備えついていませんが、中長期のご出張の方のためにコインランドリーと無料のアイロンとアイロン台がご用意されています。
洗剤がたったの10バーツ!
アイロンはご自由にご利用下さい。
和食の充実度が高い朝食ブッフェ
ビジネス目的の日本人利用客が多い『ホテルJALシティバンコク』では、カレーライスに納豆やお漬物、冷ややっこにお味噌汁など、お腹に優しい日本食メニューが充実しています。
これはバンコクのホテルでは珍しいメニューラインナップですので、このホテルの売りの一つでもあります。
しゃぶしゃぶとアフタヌーンティ体験 @「ホテルニッコーバンコク」
併設の系列ホテル「ホテルニッコーバンコク」では、おばんざいメニューが取り放題のしゃぶしゃぶセットやアフタヌーンティが人気です。
『ホテルJALシティバンコク』ご宿泊の際は、是非こちらもご堪能ください。
◆『飛翔-HISHOU-』-「おばんざいブッフェ付きしゃぶしゃぶ」セット
お出汁の国の人だもの。日本人に至福の「おばんざいブッフェ付しゃぶしゃぶセット」~『飛翔-HISHOU-』in ホテルニッコーバンコク。
CURVE55 – アフタヌーンティ
総評
『ホテルJALシティバンコク』に実際に宿泊してみて気づいた点ですが、やはり日本人の宿泊客が他のホテルと異なって段違いに多いと感じました。
トンローは、バンボー方面やアマタナコンなど、日系の工業団地方面に出勤される方々にとって、非常にアクセスのしやすい土地柄です。
タイ旅行を楽しむ方だけではなく、ビジネスで日本からお越しになっている方にとっても、ここは最適なホテルの一つとなるでしょう。
バスタブやウォシュレットが完備されたお部屋の使い勝手の良さを始め、朝食も日本人の口に合うようにアレンジされているなど、ターゲットを意識した内容になっていました。
そして実際に宿泊してみて気づいた最大の点は、やはり従業員の「笑顔」でした。
上から下まで、ここまで笑顔を絶やさないホテルに今まで出会ったことがありません。
メイドさんまで滞在中なんども、わざわざ振り向いて笑顔で挨拶してくれていました。
なんども笑顔で挨拶されると、どんな人でも親近感がわき、気持ちが良いものです。
これはジワジワと来るものです、特に日本人には。
気付きにくい小さな気遣い、これこそがジャパニーズ「おもてなし」なんだろうなと感じさせられました。
観光の方でも、外国旅行に慣れていない方などは、こういった日系のホテルを足掛かりに、タイ国内を旅行されるのもよろしいかと思います。
タイ旅行だからと言ってずっとタイ料理ばかりでは飽きもきますので、朝くらいはお味噌汁でホッとするような朝食で気持ちを整えてからお出かけされるのが良いでしょう。
ご家族連れでも宿泊自体は問題ないと思いますが、その場合、観光場所をあらかじめ調べておいた方がよろしいでしょう。
館内にはキッズルームなど、お子様用のアクティビティはプールくらいしかないので、ホテル内を楽しむというよりは楽しみは外に向けた方が良さそうです。
BTSスカイトレインが目の前なので、タイ旅行初心者でもどこへ行くにもアクセスは簡単です。
とかく日本人の宿泊客が多いということは、マナー面においても大きく文化の違う人々と共にする可能性が低くなりますので、そういった面での安心感もあります。
異なる土地に行った際、隣人は結構大切なファクターになる場合がありますので。
さあ、タイにご出張を控えている企業戦士の皆さまやタイ旅行をお考えの皆さま!
是非このおもてなしの心がインプットされた『ホテルJALシティバンコク』へのご宿泊を御検討してみてはいかがでしょうか。
きっとご満足いただけるご滞在となることを、お約束させて頂きます。
※ホテルのご予約などは過去記事をご参照下さい。