タイ・スィーパトゥム大学との基本合意契約のもと日本語学科3年生の授業を実施

バベルメソッド株式会社（以下、バベルメソッド社）は、タイのスィーパトゥム大学（以下、SPU）、タイで人材コンサルティング業などを営むFDIグループ（以下、FDI）と、SPUの日本語学科の学生に対する就職支援を目的にした日本語教育プロジェクトの基本合意契約を締結しています。この度、連携協力の一環として、日系企業で働くための日本語力を身につける授業を実施しました。

学生のよりよいキャリア構築をサポート

CEFRを指標とした日本語教育プログラムを提供するバベルメソッド社は、教養学部に日本語学科を持つタイのSPUと、タイで人材コンサルティング事業等を営むFDIと共に、大学の正課カリキュラムとバベルメソッド社のオンライン日本語教育を融合し、学生のよりよいキャリア構築をサポートするために連携協力していくことで合意。2023年4月18日に基本合意契約を締結し、その目的のもとでプログラムを実施してきました。

これまでに実施されたプログラム

・学生の日本語の会話力を「PROGOS® Japanese」で測定

・インターンシップ準備のためにオンライン日本語会話トレーニング「バベルメソッド」を提供

日本語×キャリアの授業を実施。学習に対する意欲向上に貢献

これまでのオンライン教育をベースとした実績をふまえ、SPUはバベルメソッド社に正課カリキュラムのなかで講義を行うことを依頼。2023年9月5日、バベルメソッド社タイ事業担当・ポーンティップ　チンウォララッタナカノックが「日系企業で働くための日本語力」というテーマでワークショップ型の授業を行いました。55名の学生は、在タイ日系企業への就職で求められる日本語力や収入・待遇などについての情報を聞いた後にさらに自分たちで調査し、その結果から目標を立てて、これからの日本語学習をどう進めていくべきかを話し合いました。

学生から高評価。今後の連携強化を計画

実施後のアンケートでは「日本語関連のいろいろな仕事の情報を知ることができ、将来のことを考えられるようになった」「日本語が話せるようになって希望の仕事に就きたいというモチベーションが上がった」といった感想が寄せられました。また、SPU日本語学科長のナッタチャイ　シーイァム教授は「学生たちはとても熱心に参加し、将来就きたい仕事やそれに必要な日本語力について想像したり意見を出し合ったりとグループワークも盛り上がっていました」と、授業の成功を喜びました。次年度以降も3年生に同様の授業を行うほか、2年生に対しても展開してほしいという要望もいただいております。バベルメソッド社は、より低学年のうちから将来を見据えた日本語教育が実施されるようサポートしてまいります。