バンコクとノーンカイを結ぶタイ=中国高速鉄道。現在工事の進捗は40%。土地収用や世界遺産への影響など問題も山積。

バンコクと東北国境のノンカイ県を結ぶタイ・中国高速鉄道の建設は順調に進んでおり、バンコクとナコンラーチャシーマー県の間の250.77kmの区間の建設工事は、約40%が完成していると伝えられています。

ナコンラーチャシーマーとノーンカイ間の第2区間について、タイ国鉄(SRT)が最近プロジェクトの調査と設計を完了し、内閣への承認を得るための報告書を提出する準備ができているとのことです。

バンコク~ナコンラーチャシーマー間は、181.9kmの高架線、64kmの地上線、6.4kmのトンネルで構成され、バンスーメインターミナル、ドンムアン、アユタヤ、サラブリー、パクチョン、ナコンラーチャシーマーの6つの駅があります。
この区間の費用は、約1,794億バーツと見積もられています。

現在この建設工事では、土地収用の遅れ、アユタヤ駅のアユタヤ世界遺産への影響の可能性、特定の契約に伴う地上軌道から高架軌道への設計変更など、調整が必要ないくつかの問題が発生しているといいます。
上記以外にも、環境影響評価調査の影響、およびこのプロジェクトとドンムアン空港、スワンナプーム空港、ウタパオ空港を結ぶ高速鉄道プロジェクトとの間の建設工事の重複問題もあげられています。

このプロジェクトは 2027 年に開通予定だと、現時点は伝えられています。

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