これがタイで流行りの振り込め詐欺! 家族をまるごと欺くその新たな手口とは…。

8月12日、タイ警察は、家族からの身代金目的で誘拐を企てようと詐欺師に騙された女性を救出したと発表しました。

この事件の概要は以下の通りです。
8月11日、バンコクのラークラバン地区にあるホテルの一室で、大学2年生の被害者が無傷で一人でいるところを発見されました。
詐欺師らが被害者の母親に連絡し、娘を誘拐したと偽って身代金300万バーツを要求したため、家族は警察に助けを求めてきました。

「これはコールセンターのギャングが使っている最新の手口です」と警察は説明します。
「彼らは被害者と被害者の両親の両方をだまして身代金を支払わせました。」

8月11日金曜日午後、大学生の被害者は、タイ郵便局を名乗る者からの電話を受け、密輸品が入った小包を送ったと告げられました。
被害者が受け取りを断ると、詐欺師は警察を装った別の詐欺師に電話を転送し、被害者のファイルを調べるふりをして、被害者がマネーロンダリング容疑で指名手配されていると思い込ませました。

被害者はパニックに陥り、親の連絡先などの個人情報を詐欺師に伝え、「検査のため」と騙されてお金を送金させられました。
その後、詐欺師は被害者に対し、捜査が行われている間「安全のために」近くのホテルの部屋にチェックインし、そこに留まるように指示しました。

ホテルの部屋に入ると、別の詐欺師が被害者のLINEアカウントを使って被害者の母親に連絡し、パスワードを入手したと告げ、身代金300万バーツを支払わなければ娘の指を切ると脅します。

その後、彼女は警察に通報し、スワンナプーム空港近くのホテルで娘を発見したという流れです。

警察は、発信者はカンボジアを拠点とし、ビデオ通話を使用して被害者を操作していたことを突き止めています。
これまでに同様の事件が4件報告されているとコメントしています。

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