タマサート大元学部長、軍政権選出の上院議員235人に対し、倫理的行為規則に違反した疑いで汚職防止委員会へ強訴。

タマサート大学法学部の元学部長は、タイ国家汚職防止委員会(NACC)に対し、7月13日に前進党党首ピター氏の首相立候補を拒否したことを巡り、倫理的行為規則に違反した疑いで上院議員235人を調査するよう要請しました。

パナット氏は、上院議員249人中ピター氏に投票したのはわずか13人で、159人が棄権し、34人が立候補に反対し、43人が欠席したと説明します。

パナット氏は、7月13日の議会での投票を棄権したり欠席したりすることは、ピター氏の立候補を拒否したことに等しいと述べ、彼らの行為は「国王を国家元首とする民主的統治の遵守」に反しているとし、これはタイ憲法第234条と第235条に定められた倫理基準への重大な違反であると主張しています。

上院議員らの行動は、国民による選挙で勝利した下院の多数派を代表する政党を拒絶したに等しいと主張します。

同氏は、タイ国家汚職防止委員会が彼の主張に根拠があると判断した場合、監視機関は検討のため最高裁判所の政治職保持者刑事部に事件を転送する必要があると述べます。
パナット氏によりますと、裁判所がこの訴訟を受理した場合、上院議員235人の職務執行をただちに停止し、その後有罪となれば10年間政界から追放する権限が与えられると主張しています。

一方、連続糾弾者のルアンクライ氏は7月23日、タイ国家汚職防止委員会に対し、ピター氏の首相候補支持に投票した上院議員のうち6人の申告している資産や負債を調査するよう要請すると述べています。

タイ政権は、意見のそぐわない者への徹底排除を行い、恐怖政治を敷くことに何らためらいはないようです。

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