ピサヌローク地震の震源は「未知の活断層」だった! 周辺地域に耐震基準を設けたのはわずか2年前…。

6月29日午前0時17分、ピサヌロークを震源とするマグニチュード4.5の地震が測定され、ピチット県とカムペンペート県で揺れが感じられました。
ある学者は、構造物の耐震性を強化する法律をつくるべきだと指摘しています。

カセサート大学工学部のアモーン氏は、今回は中規模の地震だったが、ピサヌロークのパイロム地区バーンクラトゥーム地区の震源が5キロと浅かったため、この県全域だけでなく近くのピチットやカムペンぺートでも振動が感じられたと説明します。

この地域での地震はまれに発生しており、ウタラデートとペッチャブーンに2つの断層があることが知られており、過去30年間に昨夜の地震を含めて2回地震が発生しています。

しかし、今回の地震の震源地は2つの断層から遠く離れており、まだ知られていない未知の断層である可能性があると説明しています。

深さ5km以下の浅いところでマグニチュード 4.5 の地震が発生すると、建物やその他の構造物が揺れ、基準を満たさない建物は亀裂が生じる可能性があります。

危険にさらされているのは、レンガで建てられた寺院などの古い建物や、積み上げが浅い建物です。

ただし鉄筋が使用され、エンジニアの計算に従って柱と梁が使用され、工学原則に従って建てられた建物は影響を受ける可能性は低いですが、所有者は予防措置としてそれらを検査する必要があります。

アモーン氏は、2021年以前は北部地域が地震多発地帯に分類されておらず、過去の統計ではわずかな揺れしか発生していないと指摘しています。

しかしさらなる研究により、公共事業・都市・国家計画局は、このゾーンの建物はピチットを第1レベル、カムペンペートを第2レベルとして耐震性を持たせる必要があるという大臣規則を発行しました。
次に、建物、特に高さ15メートルを超える建物は、地震に耐えるように建てる必要があるとされています。

しかし、この省令が施行されてからまだ2年しか経っておらず、それ以前に建てられた建物には耐震設計されていない建物がたくさんあると同氏は警告しています。

規則を作っても、そもそも守られているかどうかも怪しい国ですからね。
補償期間まで建っていればいいくらいしか、考えていないデベロッパーも相当数いるでしょう。

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