ドンムアン空港の「動く歩道」事故。保守管理の日立エレベーターに賠償責任の可能性。

ドンムアン空港は6月29日15時の記者会見で、事故が発生した動く歩道は1996年から使用されており、2025年に取り替えられる予定であったと述べています。

6月29日木曜日午前8時30分頃、バンコクのドンムアン空港で重大事故が発生しました。
※詳細は過去記事にて。

ドンムアン空港の動く歩道に足をとられ、女性が左足に重症。 フライト運行には影響なし。

ドンムアン空港は、安全を確保するために空港内に20か所ある動く歩道すべての一時停止を命じました。
また、負傷者の手荷物の車輪が動く歩道のスポークが強く折れるまで当たったのか、事故前にシステムが中断されたのかなど、事故の原因を特定するにはさらなる調査が必要としています。

動く歩道はサイアムモーターズグループの企業のものであり、日系のサイアム日立エレベーターの管理と保守の下にあると説明しました。
企業に対して損害賠償を請求できるかどうかを判断するには、取引条件を精査する必要があるとしています。

女性乗客について。

足が切断されたとの報道がありますが、プミポン病院の医療チームがカランさんに足を再装着することはできないと伝えたため、女性は可能性を求めて私立病院であるバムルンラード病院への搬送を希望していると伝えられています。

当初、空港は女性の医療費を全額負担し、その他の補償についても交渉に応じるとコメントしています。

同様の事故は過去にも。

2019年に遡ると、動く歩道のスカートの一部が破れてサンダルが吸い込まれ、重傷を負いながらも間一髪で足を離すことができたという事故も起こっていました。

別のタイ人女性はソーシャルメディアに自分の子供もエスカレーターの被害者だったと投稿しています。
TikTok(@zhbambam)には、子どもの青いサンダルを潰れる様を移した動画を投稿し、事故は6月19日にドンムアン空港で発生し、息子さんは11針縫う大けがを負いました。
「子供を持つすべての母親への警告としてこれを残しておきます。事故はいつでも起こり得るのです」と彼女は言い、子供はゴム製のサンダルを履いていましたが、幸いなことに機械を停止するボタンがすぐに押されたと付け加えています。

さらに別のドンムアン空港利用者は、同様にエスカレーターの恐怖に遭遇したと話しています。
ツイッターユーザーの@GupGiffさんは、エスカレーターで靴ひもが挟まってしまい、非常停止ボタンを押すのが間に合わず、靴ひもを切ることもできなかったので、スタッフに大声で助けを求めたと投稿しました。

「本当にひどいサービスだ」と、当人は述べています。

私も日本のデパートのエスカレーターで、お子さんが靴を挟まれて泣いているところを目撃したことがあります。
間一髪、靴の先だけが引っ掛かったようで、ケガはなかったようですが、吸い込まれでもしたら…、と想像しただけで痛さがこみ上げてきた記憶が脳裏に張り付いて、今でも若干エスカレーター恐怖症なところがあります。

お子さんがいらっしゃる場合は特に、乗り降りに注意を払ってあげてください。

 

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