中国人拉致誘拐殺人事件。被害者は中国滞在時から狙われていた?! 容疑者は誘拐のためタイへと渡航。

タイ国内で頻発する中国人犯罪集団による拉致事件で、いともたやすく女性が殺害されてしまったことに対し、タイ人ですら恐怖を覚えています。
事件の経緯はこちらから。

タイが犯罪の温床に。中国犯罪集団による誘拐事件が多発中。爆速で殺害し爆速で中国へ逃げかえる犯罪者にどう対処すればよいのか?!

タイ警察は、先週ノンタブリー県で誘拐され殺害された中国人学生と、3人の誘拐犯のうちの1人は知り合いだったという情報が浮上しています。

報道によりますと、容疑者の1人はバンコクトンブリ大学で音楽を学んでいた 22 歳のジンさんに、彼女の父親が中国の裕福な教師であることを知ったため、ソーシャルメディアを介して求愛していました。

彼女は3月8日に、3年目の学習のためにタイへと飛びました。
容疑者は彼女がバンコクに到着したことを知ったとき、(おそらく誘拐計画を実行するために)同じく3月に北京からバンコクへと向かいました。

3月28日、ジンさんに求愛していた容疑者は、バンコクのバンヤイ地区にあるセントラルウェストゲートで彼に会うように彼女に尋ねました。
ジンさんは、大学からショッピングモールまでタクシーに乗り、そこで降りて、容疑者の1人が借りた赤いマツダへ乗り込もうしているところを監視カメラでとらえられています。

しかし、彼女は誘拐されアジトへ連れて行かれ、そこで殺されたと報じられています。
彼女が亡くなる前に、容疑者の1人はスマートフォンで中国にいる父親に電話をかけ、50 万元 (約 250 万バーツ) の身代金を要求しました。

手足をロープで縛られたジンさんの画像も父親に送りましたが、父親はいたずらかもしれないと考え、身代金の支払いを拒否したといいます。

その後、ジンさんの父親は、娘が誘拐された件について、彼女の大学の顧問講師に連絡を取りました。
講師はこのことを3月 30 日にバンヤイ警察に報告しました。
しかしすでにこの日は、中国人容疑者3人がタイを出国して中国に向かった日でした。

そして、被害者の遺体はバンヤイのバナナ農園で発見されることとなります。

警察は現在、中国人の容疑者を特定し、中国警察と協力して容疑者の捜索を行っています。

中国人犯罪集団の残虐非道ぶりに怒りすら覚えます。
もっと入国に関して、スクリーニングはできないのでしょうか。

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