火災で一番恐ろしいのは火よりも煙。チェンマイの消火ボランティアが死亡。

3月31日、チェンマイ県のクンカーン国立公園で、消火ボランティアが死亡しました。

メーリム地区のボランティアであるウィチャイさん(39歳)と、彼のグループは、31日の朝にキャンプに戻ることになっていました。
しかし彼は姿を現さなかったので、捜索隊をだしたところ彼の遺体
を発見しました。

ウィチャイさんの体に火傷の箇所は見られず、窒息死したものと考えられています。
彼の遺体は、解剖のために病院に運ばれました。

30日の夜から、チェンマイの2つの山で火を消そうとするために数千人が動員されました。
ドイステープとドイプイが火災に見舞われており、チェンマイ知事は31日、チェンマイ県の 200 万人の住民全員が PM2.5 微塵粒子の影響を受けていることを認めました。
これに関連して、プリンス ロイヤル カレッジは、学生が希望すれば、3日月曜日から7日金曜日までオンラインで在宅学習が選択可能になると発表しています。

一方、ナコンナヨックで森林大火災では、野生生物であるリスやオオトカゲなどが多数、森で焼死しているのが発見されています。

ナコンナヨックのカオレム地域の190ヘクタール以上の森林が、火災で破壊されたと推定しています。

火災を制御するために5台のヘリコプターが配備され、火災を制御するために 191,000 リットル以上の水が投下されました。

タイの山火事はほぼ野焼きなどの人災が原因だと言われています。
また火災で一番気をつけなければならないのは、火そのものよりも煙を吸い込むことによる一酸化炭素中毒です。
いつどこで火災に遭遇するかわかりませんので、この機会に今一度火災に対する認識を高めるようご注意申し上げます。

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