YDM (Thailand) は、デジタル時代に向けたマーケティングとビジネス変革を専門とするエージェンシーです。

同社は、テクノロジーとクリエイティビティの力を組み合わせることで、目標到達プロセス全体のビジネスの成長を促進するために、マーケティングとブランディングが直面する４つの戦略を明らかにします。

YDM (Thailand) Co., Ltd.の最高経営責任者であるタナポーン氏が、その概要を語ります。
タイの企業とマーケティング担当者は、COVID-19 の課題に直面しています。
在宅勤務、オンライン学習、消費、旅行、ショッピング、取引、特にデジタル世界での金融取引など、あらゆるもののオンライン化を求められています。

そこでマーケティング担当者と企業は、次の 4 つの側面に直面する必要があります。

①ブランド ロイヤルティは、市場における競争要因から低下している。 
消費者は、同じ製品でかつてないほど多くの選択肢を持っています。
タイ国内と海外の両方のブランドから、大小にかかわらず継続的に国内市場に参入しています。
そこには激しい競争も生まれます。
特に最近の Z 世代と言われる若者たちにとって、新しい製品やサービスをより大胆に試す消費者の行動と相まって、消費者は、安価なより多くのニーズを満たす製品を探すことができます。

②消費者の要求はますます厳しくなっています。
より複雑な要求があり、より高い品質の製品を要求し、より満足感を求め、より良いサービスを期待しています。
特にサービス部門のビジネスと電子商取引ビジネスにおいて、リアルタイムでより素早さが求められています。

③コミュニケーションがより複雑になっています。
さまざまなマーケティングチャンネルを管理する必要があるため、管理が困難になり、効果的ではなっています。
過去には、多くのブランドができるだけ多くの消費者にリーチするために、Facebook などのコミュニケーション チャンルを増やしてきました。
IG、Line、YouTube、Twitter、Tiktok など、多くのブランドが、あらゆるチャンネルでコミュニケーション方法のつかい方で間違いを犯しています。

たとえば、次のようなケースです。

FacebookとIGに投稿するためにコンテンツを作成したとします。
しかし実際には、各チャンネルにはさまざまな消費者に適したリーチの仕方があります。
したがって、さまざまなコンテンツ作成スタイルがあるはずです。
消費者は、同じ広告を何度も見たり、自分の興味に合わない広告を目にしたりすることにうんざりしています。
Reach&Frequency の作成に重点を置いていた過去の広告方式を使用すると、結果が大幅にダウンします。

④オンライン広告費の急騰。
すべてのビジネスがオンライン化されると、さまざまなオンラインメディアで広告スペースをめぐる争いが起こり、価格のねじれが生じてきます。
各プラットフォームでの広告費が増加するにつれて、広告費が上昇し続けるようになります。
ブランドと企業が直面する問題は、効率を最大化し、ROI を最大化するために、すべてのプラットフォームで広告費を管理する方法がどのようにすべきかというものがあります。

これらの点において、YDM はマーケティング担当者とブランドがマーケティング変革プロセスを加速するのを支援する４つの戦略を提示しました。
テクノロジーとクリエイティビティを組み合わせることで、ブランドにより多くの機会が開かれます。

①CRMを超える。
顧客がブランドロイヤルティを欠いている場合、ブランドは CRM を超えて移行し、オンラインとオフラインの両方のさまざまなチャンネルでブランドと関わるすべての人に関する情報を収集し、顧客データプラットフォーム (CDP) にアップグレードする必要があります。
Webサイト、ソーシャルメディア・プラットフォーム、POS などのオフラインで、広告行動を収集することにより、顧客と非顧客の両方として コンテンツを読んだり、情報を１か所に保存して製品の購入に関心を持ったりすることが可能です。
そして、カスタマージャーニーのあらゆる段階で顧客を理解し行動していきます。
たとえば顧客が製品の購入に関心を示した場合など、パーソナライズされたマーケティング コミュニケーションを展開します。
同じ広告ムービーを繰り返し見せるのではなく、分かりやすさを重視したバナー広告に変化します。
さらに、CDP はマーケティング オートメーションに拡張することも可能です。
これにより、たとえば、顧客が製品が不足している場合などに、適切な場所で適切なタイミングで顧客に Line OAでメッセージを送信し、PRの購入オファーを提供することができます。

保存された情報を分析して、効果的で測定可能なマーケティング戦略を開発するための新しいセグメントを作成することもできます。
それはマーケティング コストを節約し、ビジネス ニーズを満たすことで売上と利益を生み出します。

②広告技術
AI を使用してオンライン メディアの購入をリアルタイムで予測し、CDP のデータと組み合わせて、最新のデジタル メディアによるデジタル広告の購入を分析および計画するのに役立つテクノロジーを使用します。
より正確な第三者データでメディアを最適化し、消費者グループに正確に浸透するために、各チャンネルの予算を管理する準備ができています。
自動的に、さまざまなメディア プラットフォームからの調査とデータのみに依存し、人間によって最適化される従来のデジタル メディア購入とは異なります。

③シームレスなフル ファネル マーケティング
カスタマー ジャーニーの各段階で顧客に適したパーソナライズされたメッセージ コミュニケーション手法を使用することに加えて、各チャンネルのターゲット グループは異なります。
全て同じメッセージ、同じパターンでいけません。
Tiktokプラットフォームなどで、通信効率を最大化するために公式コンテンツを過度に含む広告を掲載しない。
YouTubeでは、ストーリーテリングでコミュニケーションします。
消費者が最後まで見るために興味深いストーリーを伝えなければなりません。
Twitterでは、会話型のコミュニケーション手法を使用します。
Facebookでは、興味深いストーリーやコンテンツを共有していきます。

現在CRMの役割で主に使用されているLine OAブランドとのエンゲージメントに焦点を当てるために、オフラインプラットフォーム、テレビ、ビルボードは簡潔なメッセージで注意を引くための手法を使用しています。

ブランドがコンテンツ作成に予算を浪費する原因をさぐり、AI テクノロジーを適用します。
または、別のキャプションを考えて、より少ない予算でより多くのコンテンツを作成できるようにします。

④新しい市場
競合他社がまだ参入していない新しい市場に参入します。
地方のマーケティング、国の大部分を占める地方の人々へのマーケティング、ラオスでのマーケティングなど、ブランドの新しい機会を模索します。

YDMはマーケティングの専門エージェンシーです。
テクノロジーとクリエイティブの間で作業を組み合わせる準備ができています。消費者の行動データを中心に置きます。
新しいビジネス チャンスを作りだします。
マーケティング担当者とブランドがビジネス プランに従って売上と利益を生み出すことを可能にします。
AIを活用した広告購入の計画や、データパートナーとのコンタクトによる企業データベースの構築にCDPを導入し、強化しています。
フルファネルマーケティングを含め、マーケティング担当者とブランドを向上させ、アフターコロナ時代を歩み、5.0時代の市場で着実に成長しています。

YDMは 2023 年に、前年比 65% 増の 10 億バーツの収益目標を設定しています。
収益の割合は、クリエイティブ グループから得られると予想されます。
Full Funnel から 45%、Martech から 45%、New Business Opportunities から 10% です。
また、YDMはCDPの新技術であるMarTech「DFinery」の立ち上げに向けて準備を進めており、事業買収の拡大を目指し、国内外の事業拡大を目指します。
2024年にタイ証券取引所に上場し、海外にも進出していきます、とタナポーン氏は締めくくりました。

YDM (Thailand) 社の詳細については、https://www.ydmthailand.com をご覧ください。