ライム畑には近づくな! 価格高騰による泥棒事件多発で、武装集団が見回り中。

カムペーンペット県でライムを栽培している農家は、前例のない価格高騰のため、白昼堂々ライムを盗むものがいるため、独自の武装パトロール隊を配置しました。

カムペーンペットのムアン地区のある村の住民は、ライムを泥棒からまもるため、ライフルで武装する必要があると語ります。

ライムは、タイ料理に欠かせない食材と考えられています。
ライムはソムタムを作るために広く使用されており、タイ人はライム果汁を魚醤に絞り、ご飯と一緒に食べるのを好みます。

現在バンコクと主要な地方でのライムの小売価格は、1個あたり12バーツまで急騰しています。
ライムの価格が高騰したため、多くの露天商がライムジュースの販売を当面中止せざるを得なくなる事態に発展しています。

ライム泥棒が、果樹園から袋に詰めて2,000バーツ相当のライムを盗んで逃げるまで、1 回の犯行にかかる時間はわずか10分であると村人は語ります。

ある農家では、7ライ (1.12 ヘクタール) のライム果樹園を所有しており、5~6回の収穫を行い、数十万バーツを稼いでいると述べています。

相手も武装している可能性があるので銃が必要という論理かもしれませんが、その論理ではどんどん殺傷能力を上げていく以外選択肢はありません。
やはりこの国は警察が機能していないことが、発展途上国たるゆえんなのでしょう。
逆を言えば、警察がきちんと機能すれば、先進国の仲間入りもそう遠い未来の話ではなくなるかと思います。

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