タイの公衆衛生省、タイ入国者全てにワクチン接種など新たな4つ条件。中国人観光客への配慮か。

タイの公衆衛生省は、中国政府が1月8日に旅行制限を緩和後、タイを訪れるすべての観光客に4つの条件を課すことを採用すると発表しました。

対策は次のとおりです。

①すべての訪問者は、到着前に少なくとも2回のCOVID-19ワクチンを接種している必要があります。

②すべての訪問者は、タイに出発する前に、COVID-19を含む健康保険に加入する必要があります。

③すべての訪問者は、タイの公共交通機関や公共の場所で旅行中にフェイスマスクを着用し、COVID-19に似た症状が現れた場合は迅速な抗原検査を受ける必要があります。

④呼吸器疾患を発症した場合、訪問者はタイへの訪問を延期する必要があります。

 

この措置は、国家伝染病委員会内のテクニカル小委員会によって提案され、1月5日公衆衛生、運輸、外務、観光、スポーツの各省庁、バンコク都庁、事務局の間の合同会議で承認されました。

会議の議長を務めた公衆衛生大臣のアヌティン氏は、中国人を含むすべての外国人観光客が差別なく平等に扱われることを保証しました。
また、タイ滞在中にワクチン接種を希望する旅行者はそれを行うことができるが費用はかかると述べ、タイ政府は旅行者に無料のワクチン接種を提供する方針を持っていないことを明らかにしました。

結局、内側から相当反発を受けたため、中国人のみではなく全員へ措置を行うことで、中国への配慮した感じでしょうか。
ただ①は、中国ワクチンではあまりに意味がないことは、ゼロコロナ政策で証明されたわけで、ワクチンの種類に関しても明確にして頂きたいものです。
さらに言うと、④はどの程度強く求めて行くのかも知りたいところです。

しかしそもそも論ですが、明らかにリスクがあることが分かっていながら、そこまでして中国人観光客を「今」受け入れる理由はなんなのでしょうか。
もう少し落ち着いてからでは、ダメなんですか?(「2位じゃダメなんですか」風で)

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