豚肉価格高騰の最中、ブラジル産の密輸品発覚で大量処分に。問われる食品の安全。

9月27日、タイ畜産開発局は、ナコンサワン県パユハキーリーにある埋め立て地で、ブラジル原産で隣国からタイに密輸された約24トンの冷凍豚肉を処分しました。

この豚肉は、9月11日にサムットプラカーンの冷蔵施設から押収されたものでした。
アフリカ豚コレラ(ASF)の蔓延の可能性を防ぐため、パユハキーリー地区にある同局の検疫区域に運ばれ、廃棄処分されました。

同省の当局者は、ブラジルはタイへの豚肉輸出について合意しておらず、アフリカ豚コレラの症例が報告されている国であると述べています。

豚肉が合法的に輸入されたことを証明する書類がないため、関係者は家畜開発局が豚肉を処分する権限を持っていると説明しています。

9月だけで、約900万バーツ相当の密輸冷凍豚肉約43.8トンが税関当局によって押収されています。

確かに密輸品では、その安全性を疑うのは仕方ないですが、生活必需品が軒並み値上がりとなり、特に豚肉の価格は一向に下がっていませんので、安全な品物ならきちんと輸入手続きを踏んで欲しいものです。
反面、安い商品はこのような密輸品である可能性もあるとなると、さらに食品の安全性が危うい状態に晒されているとも言えます。

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