もう我慢しないで! 闇に葬られる性暴力に対しアプリが救済。

タイのサービスにおけるモバイルアプリの導入状況は、日本よりも進んでいるのではないでしょうか。

タイ政府は公けには認めていませんが、タイでは多くの女性が性風俗産業に従事しています。
その一方で、性搾取と暴力の危険に常にさらされています。

このような状況に対し、「スマート・ドメスティック・ワーカーズ」が新たなモバイルアプリを立ち上げ、救いの手を差し伸べています。
「スマート・ドメスティック・ワーカーズ」は、UN Womenと労働雇用促進財団を含むタイのNGO団体です。

財団のブーンサム事務局長は、移民女性の80%が性的暴力に直面しているが、警察に苦情を申し立てる者はほとんどいないと述べています。

このアプリは、タイ語、英語、ビルマ語、クメール語の4つの言語で、暴力から身を守る方法をユーザーに提供しています。

自宅近くの病院や警察署などの関係機関をアプリで検索でき、関連機関のホットラインがこのアプリで利用できます。

UN Womenアジア太平洋地域顧問のメリッサ氏は、タイの女性の24%が配偶者から性的または身体的暴力を受けたことがあるが、警察に助けを求めることを恐れていると主張しています。
しかし女性移民ははるかにリスクが高く、大小にかかわらず80%が性暴力の経験しており、逮捕や国外追放を恐れて報告することをためらっていると付け加えています。

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