どんな悪徳業者も法律が守ります。タイの名誉棄損法は強力です!

タイの名誉棄損法は、どんなクレームでも跳ね返すほど強力で、悪徳業者が横行する温床となっています。
誰もが原因がどこにあるか知っていても、変えられないのがタイ社会の実状です。

今回の被害者であるナンタワンさん(フェイスブックネーム)は、新型コロナ禍により家にいることが多くなったため、自宅にプールを設置したいと考えました。

彼らは、ホアヒンに何十ものおしゃれなプールを設置した実績のある会社を探すために、GoogleとFacebookで調査を行いました。
そして、良い業者を探し得たと考えました、少なくとも広告の宣伝文句では…。

その業者は、質問にも迅速に回答してくれました。

そのため昨年1月、彼らは「スキマー」ポンプを備えたサイズ5.9 m x2.3mのグラスファイバープールに297,000バーツ(約110万円)を支払うことに合意しました。

その後、完成したプールに不具合があることが判明しました。

彼らが業者に、プールが傾いていると問い合わせたとき、
「それは正常です」と言われました。

彼らが水が緑色であることについて問い合わせたとき、
「それは私たちの問題ではありません」と言われました。

あまりの対応の悪さに、彼らが会社のページに悪いレビューを書きますよと言ったとき、
「そうすれば、私たちはあなたを法廷に連れて行くでしょう」と答えました。

だから彼らは、顧客が常に間違っているという判決を下す「名誉毀損」法が横行するタイ社会で、この会社の名前を明らかにしようとしませんでした!

今、彼らは全く使い物にならないプールと言う名のため池だけが残され、他の消費者が救済を受けるために何をすべきか知りたいと思っています。

騙してしまえば、騙した方が勝ち。
後は法律が守ってくれます。
個人消費者に、裁判で立証できるほどの調査能力はありません。
誰がこのような社会を望んだのでしょうか。

 

 

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