鶴は一夫一婦制。バレンタインで愛を語る際にどうぞ。タイ「オオヅル」の個体数増加に成功。

タイの動物園機構(ZPO)は、過去10年間で「オオヅル」の個体数を増やすことに成功したと宣言しています。

ZPO代表のアッタポン氏は、「クレーン(鶴)プロジェクト」への支援に対するパートナーの緊密な協力を称賛しました。
国立公園、野生生物および植物保護局やインターナショナルクレーン財団(ICF)とその学者らを指しています。

オオヅル(タイでは「タイツル」として知られています)は、50年前にほぼ絶滅の危機に瀕しましたが、力強い回復を遂げましたが、2021年に133個体が自然に放たれました。

今年はバレンタインデーを記念して、2月13日にブリラム県のフアイチャラクマークで12羽のタイツルをリリースする式典が開かれます。
オオヅルは一夫一婦制であり、一生の伴侶が1人しかないため、永遠の愛と忠実さの象徴としても慕われています。

また今年ZPOは、保護プロジェクトに寄付する人々に定期的なレポートを提供する、ツルのスポンサーシッププログラムを組織しています。

オオヅルは、1992年の野生生物保護法によって保護されている15種の1つです。
この動物は、1968年に野生で最後に見られたのち、約半世紀にわたって絶滅したと考えられています。

1989年タイはカンボジアから受け取った2羽のツルを、ナコンラチャシーマー動物園で飼育し始めました。
動物園の獣医チームにより飼育されたツルは、2011年までに100羽にまで達しました。

動物園は、同じ年にブリーラムのフアイチャラクマークとサナンビン貯水池の湿地に10羽のオオヅルを放ちました。
今日、この地域には100羽をはるかに超える個体がいると考えられています。

このプロジェクトの成功により、オオヅルを絶滅の危機から救ったとアッタポン氏は自信げに話します。

アッタポン氏は、ZPOが現在ミミハゲワシを繁殖させており、そのうち5羽だけが国内に存在することが知られており、この品種も長い間絶滅の危機に直面していると訴えています。

同氏は、鳥は生態系の自然のバランスを保つための重要な部分であると述べ、将来、ZPOは野生生物保護区でより多くのミミハゲワシを自然に放出することを計画していると力強くコメントしました。

タイ人もツルのような純粋な愛を求めている人も本当は多いのでしょうが、現実に直面し夢とは儚いものだと感じている人は少なくないかもしれません。

こちらはタンチョウ鶴です。文中のオオヅルとは異なります

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