【タイ】定年延長見送り。2054年には年金基金が枯渇すると警告

タイは今、超高齢社会への道を歩んでいます。
2020年には、タイの人口の約13パーセントがすでに65歳以上となり、予測によると、この数字は2040年までに2倍の26パーセントになると言われています。

労働大臣のスチャート氏が定年を55歳から60歳に延長する計画に待ったをかけました。

しかし専門家は、大きな改革がない場合、社会保障局(SSO)の年金基金は崩壊するリスクがあると警告しています。

国際労働機関(ILO)は、現在の規則が変更されないままである場合、基金が2054年までに現金を使い果たす可能性があると長い間警告してきました。

問題は、基金が会員に退職給付を提供し始めた1998年以降、タイ人の平均寿命が徐々に伸びていることです。
その結果、財源に1.98兆バーツが蓄積されているにもかかわらず、高齢者人口が増加し基金が減り続けています。

日本も年金制度が崩壊しつつある(している?)と言われていますが、タイも同じような問題を抱えています。
迫りくる超高齢化社会と若者の労働意欲の低下によって、現代社会はどこまで維持することができるのでしょうか。
日本も含めて、将来のことは全て先送りしているようにしか見えません。
我々は今の子供たちに、何を残すことができるのでしょうか。

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