スーパー台風「ノールー」は何故弱体化したのか? その答えは古来よりタイを守護してきた天然の城壁にあった。

スーパー台風「ノールー」は、タイ各地で様々な被害をもたらし、消滅しました。
しかし懸念されていたほどの被害が出なかったのは、タイがいにしえの時代から山の神に守られていたからかもしれません。

「アンナン山脈」は、インドシナ東部に連なる主要な山脈であり、全長約1,100キロメートル、標高2,800メートルに達し、ラオス、ベトナム、およびカンボジアにまたがっています。
「アンナン」という名前は、ベトナム語で、「南をなだめる」という意味があります。

スーパー台風「ノールー」はタイに上陸しましたが、急速に弱体化しました。
「ノールーが、なぜ弱体化したのか?

その答えは、「アンナン山脈」による自然の城壁がまだ機能していたことの証だったとも言えます。

「アンナン山脈」はタイの山ではありませんが、タイを何度も守ってきた自然現象です。
太古の時代から台風や大嵐が東から来るたびに、タイを守ってきました。

「アンナン山脈」はインドシナの重要な熱帯雨林の中心地であり、多様な生物の宝庫でもあります。

この山脈はタイにとって大きな意味があり、熱帯雨林の減少に伴う地球温暖化や自然環境の変化の中で、さらに重要性が高まっています。

タイ人は、このような世界的にも類まれなる幸運な自然環境を持って生まれたことを、もっとよく知るべきでしょう。
何故なら、その財産を自らの手で破壊しつつあるからです。

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