タイ「学校サンドボックス・セーフティゾーン」計画、実現に向け大きな壁。

「学校サンドボックス・セーフティゾーン」(SSS)プロジェクトの下で学校で通常授業を再開させるという政府の計画は、バンコクへの適用は後発となるでしょう。

これは、国立初等教育委員会の事務所のアッタポン氏の意見です。

これまでのところ、バンコク内の学校でこの計画に参加したいと思っている学校は10校となっています。

その理由は3つあるとアッタポンは説明します。

保護者の方々は現在のバンコクの新型コロナの状況を懸念しており子供を学校に連れて行きたくないという家庭が依然多いこと、加えて学校は両親に新型コロナ検査のために多額の請求をしなければならないことがあげられています。

1期間(11月からソンクランまで)に、生徒1人あたり40回分のATK検査料金8,000バーツ(約27000円)が、費用として計上されると言います。

これは富裕層が通う学校では持続可能かもしれませんが、より安価な民間部門または国立の学校では、この追加の法案を実行する準備ができている親ははるかに少なくなります。

駐在さんなどで企業がお子さんの学校費用を負担してくれるような場合はまだしも、全て個人負担となるようだと、通常でも高いタイの学費では家計に及ぼす影響は甚大です。
コロナを共生など本当に実現可能なのでしょうか。
それは富裕層しか生きられない社会のことを指しているのではないでしょうか。

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