マッサージ師として赴いたアラブの国で、売春を強要されたタイ人女性が無事タイへ帰還。

当局によると、マッサージ師の募集で訪れたアラブ首長国連邦で、騙されて売春婦として働くことを余儀なくされたタイ人女性が、9月21日火曜日に無事にタイに戻りました。

ドバイで売春を強要されていたタイ人女性7名を無事救出

被害者が9月19日にSNS上に窮状を訴える映像を投稿した後、この事件は世間の注目を集めました。
これにより、プラユット首相は、アブダビのタイ王立大使館と調整するよう労働省に指示し、彼女の帰国を早めさせました。

労働大臣のスチャート氏は、被害者(当局によって身元未公開)が21日火曜日の午後12時30分にバンコクに着陸したと述べました。
彼女は、既存のCovid-19の管理措置に従って、検疫施設に14日間滞在します。

そして関係当局が、彼女をUAEに売り飛ばした人々を起訴するための調査を開始しました。

被害者は当局に、「リリーさん」と名乗る女性から月に最大40,000バーツ(約14万円)稼げるからとの誘われ、ドバイのスパでマッサージ師として働くよう招待されたと語ります。

彼女はその後、観光ビザでドバイに飛びました。
到着すると彼女はラスアルハイマに連れて行かれ、そこでリリーと名乗る女性はすぐに彼女のパスポートを没収し、顧客に性的サービスを提供するように命じました。

被害者が家に帰して欲しいと懇願すると、リリー女史は彼女に航空券と他の旅行関連の料金をカバーするために70,000バーツ(約25万円)を払わなければならないと迫ったと言います。
それを聞いた被害者は、その後SNSで窮状を訴え事件が発覚し、現在に至ります。

タイ当局が犠牲者を追跡することに成功した後、彼女が拘束されていた風俗店は閉鎖されました。
その後、リリー容疑者は犠牲者のパスポートを返却することに同意し、犠牲者をドバイ国際空港に送りました。

その後、彼女はドバイのタイ王国領事館に連れて行かれました。

スチャート労働大臣は、海外で働きたい人は合法的に職を探さないとこのような落とし穴に遭遇すると注意を促しました。
そして海外に出る前に労働省の海外雇用基金のメンバーになることを申請するべきだと諭しました。

タイ人が仕事を探す方法として、友人や周辺の人からの「紹介」がきっかけとなっているケースが大部分を占めている。
特に大学などを出ていない人は、「紹介」かお店の前の看板を当たってみるという方法になる。
タイ国内でも、この「紹介」で仕事に就いた際は、紹介した人がマージンを受け取ったりするケースもあり、あまり良い仕事でない方がバックマージンが大きいので、トラブルに発展するケースも多いようだ。
やはり国がきちんと仕事を斡旋するシステムを構築するべきなのだろう。

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