タイ国際航空を破綻に追いやった?!タクシン元首相の大量エアバス購入疑惑に捜査のメス

20年近く前に、タイ国際航空(THAI)向けに5,300万バーツ相当のエアバス航空機の購入をいうタクシン元首相が承認した件に調査が開始されました。
調査には、現在の産業大臣も関与しています。

国外逃亡中のタクシン元首相は海外に留まり、権威を奮った時の資金で悠々自適の生活を送っています。

航空機を購入するという決定は、肥大化した国営航空会社で巨額の損失をもたらしたと主張されています。

国家腐敗防止委員会(NACC)ニワチャイ副局長は、9人のメンバーからなる専門委員会を立ち上げました。

委員会は、タクシンが2002年から2004年の間に多くのエアバスA340-500航空機を購入することを承認し、このことが航空会社に多額の債務をもたらしたという件について調査するだろうと述べています。

当時の運輸大臣とその副大臣、タイの議長など、意思決定の一環として他の人々も調査されている。

合計で最大75機の飛行機が対象となっています。

調査対象の一人である運輸大臣のスリヤ―氏は、現在、プラユット政権で産業大臣を務めています。
彼はどうやら、535億バーツの購入計画を提出した張本人でもあるようです。

8月に報告し、THAIでの汚職疑惑を調査した別の運輸省の委員会も、この購入について言及しています。

10機の航空機が購入され、国際線の50以上のルートで大規模な損失が発生し、その額は400億バーツ近くに及びました。

航空機は現在売りに出されています。

タクシン元首相は最近、特に新型コロナの影響とその結果としての深刻な経済的不況の処理に関して、プラユット政府に対し非常に声高で批判的なコメントを繰り返しています。
この元首相は、彼がタイに戻ってきた場合、何年も刑務所に入れらるでしょう。

一部の人々は、今回の調査をタクシン元首相を沈黙させることを目的とした政治的な思惑だと見なすだろうが、業界大臣とTHAI理事会メンバーもこの件については公平な目で疑惑を抱いており、タイの闇をどこまで暴けるかが焦点となっています。

 

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