1967年オープンのコラートの歴史あるホテルが、破格の安価で売却へ。

タイ東北部イサーン地方最大の都市にしてその玄関口でもある、コラートの有名なスリパッタナーホテルは、2億5000万バーツ(約8億7500万円)の価格で売りに出されています。

ホテルの設備は、新型コロナの影響により、2020年以降事業が閉鎖され、2021年8月21日土曜日に低価格で販売にだされました。

土曜日にホテルの入り口に「備品・売り出し中」の看板が貼られていました。

ナコンラチャシーマー県にあるこのホテルは、新型コロナの影響と経済の停滞に見舞われたため、2020年10月から閉鎖していました。
その間もホテルの正面エリアの周りにフェンスが建てられ、警備員は何ヶ月も侵入者などがいないか監視するために雇われ続け、維持費がかかっています。

ホテル備品の販売は人々の強い関心を集め、エアコン、冷蔵庫、テレビ、扇風機、音響機器などの電化製品、テーブル、椅子、カップ、食器などの備品の約90パーセントはすでに販売済みだと言います。
現時点ではあまり残っていません。
例えばエアコンは、1台1,000バーツ、テレビは、1台600バーツなど、かなり安価で販売しているからです。

8階建てのスリパッタナホテルは、183室の客室、宴会場、屋外プール、カラオケルーム、伝統的なマッサージスパ、レストランを備えており、3.5つ星にランクされています。
このホテル自体は、2億5000万バーツの価格で売りに出されています。
タイや日本の投資家はこの物件に関心を示していると言います。
しかし、銀行ローンなどの問題のため、ホテルはまだ購入者を見つけられていません。

 

このホテルは、元国防相兼元陸軍司令官(最高司令官)クリット・シーワラー将軍によって設立されました。
ホテルは1967年に開業し、2011年には、ナコンラチャシマー商工会議所の創設者の1人であるラップラティープ・キラティウーライ氏が、コラート・スリパッタナー株式会社に代わってホテルを管理する契約を締結しました。

その後、ラップラティープ氏は、2020年3月に一時的なCovid-19治療施設としてホテルを提供していましたが、2020年9月30日にリースが期限切れになり、新型コロナの影響で営業が終了となりました。

ホテルは現在、クリット・シーワラー将軍の相続人が所有していますが、事業を継続する意思はありませんでした。
そのため、ホテル自体とホテルの電化製品および設備の売却がそれに応じて発表されました。

 

 

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る