新型コロナの影響で、タイ米合同軍事演習にも変化が…

軍の情報筋によると、8月15日に終了した毎年恒例のタイと米国の「コブラゴールド」演習では、動物虐待は行われなかったと報告されています。

※コブラゴールドとは、1982年から始まる米軍とタイ軍の主催で毎年行われているアジア最大級の多国間共同軍事演習のことです。

過去の「コブラゴールド」演習では、ジャングルサバイバルトレーニングコースの際に、ヘビを捕獲して血を飲むという訓練を行っていました。 

今年のジャングルサバイバルトレーニングは、8月3日から15日まで行われましたが、兵士がヘビの血を飲んだり、ヤモリやトカゲの皮を剥いだり、動物に対する残虐行為と見なされる行為は含まれていなかったと関係筋は述べています。

しかし情報筋によりますと、動物の愛護団体(ペタ)の抗議による圧力が関係していたかどうかについては明らかにしませんでした。
軍はすべての関係者からの提案を受け入れており、社会の変化に適応することができると主張しています。

コブラを捕まえるなどの特定のスキルは、タイの専門家によって米兵に引き続き伝えれていきます。
軍隊は、センセーショナルになるかもしれないという懸念から、今年の合同軍事演習からの写真や映像を公開しない方針にしたと言います。

今年の米国の参加者は、新型コロナの影響により、平年の4,000人超から600人に減少しています。

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