「新型コロナ感染者はミャンマーへ送り帰してしまえ!」といった事件なのでしょうか?

8月13日、移民警察は、バンコクのワントーンラーン地区の住宅で、プラチュワップキーリーカーン県のシンコン検問所を経由して、タイからミャンマー人労働者の密輸作戦を実行したとして、ワニトナラまたはジェブというタイ人女性を逮捕したと発表しました。

ミャンマーからの移民労働者42名が、検問所で国境を越えようとしてプラチュワップキーリーカーンのクロンワン地区で逮捕されました。
そのうち16人は、後に新型コロナの検査で陽性でした。

すべてのミャンマー人移民労働者とタイの車両運転手は、疾病対策に合わせて症状を監視するために隔離となりました。

移民警察のソンポン長官は、運転手はバンコクに住む容疑者に雇われ、サムットサコーン、ノンタブリー、バンコク、パトゥムターニー、チャチュンサオ、プラチンブリー、の各県からプラチュワップキーリーカーン経由で、移民労働者をミャンマーに送り帰すために、タイ人運転手に依頼したと言います。
費用は一人につき、THB5,000からTHB8,000(約17500円~28000円)だったとのことです。

ワニトナラ容疑者はまた、別の詐欺事件でタークから逮捕状が出ていると移民警察署長は付け加えています。

各地の建設現場で作業が止まっている上、新型コロナに感染した厄介者は本国に送り帰してしまえ!といったところなのでしょうか。
そもそも、劣悪な環境下で仕事をさせられている上に、低賃金で雇われ、さらには何かあれば使い捨てのようにぞんざいに扱われてしまう移民労働者たち。
21世紀の現在ですら、人は生まれた環境によりこうまで人生が違うのかと思うと、日本人に生まれただけでも勝ち組だと思わなければいけないのかもしれませんね。

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