お客さんがいなくなったタクシ―に絡まる蔦。なんとももの悲しいこの写真がタイSNS界で話題に。

自然の回復力のすごさというは目を見張るものがあります。
でも今回はそういったお話しではありません。

最近ソーシャルメディアで話題になった「BowornTaxi Cooperative」ガレージに駐車された100台を超えるタクシーの画像は、新型コロナ禍によって経済がどれほどひどい打撃を受けたかを証明しているかのように思えます。

多くのタクシー運転手は、外国人観光客ばかりか、国内の乗客にも事欠くようになり、毎日の収入が以前の2,000バーツからわずか200バーツに下がったと言われています。
その結果、タクシー業界を去らなければならなくなった人が急増しています。

タクシー協同組合も、家賃、設備投資、維持管理などの基本的な費用を賄えなかったため、一台づつドアを閉めることを余儀なくされています。
これらタクシーは現在、金融会社によって差し押さえとなっていると言います。

キレイに磨かれたタクシーに、たくさんの蔦が絡まり文明を覆い隠さんとする姿に、何やらもの悲しさを感じさせます。
ただタクシ―に至っては、以前タクシン政権の時に、地方に指示基盤のあるタクシン元首相(現在国外逃亡中)が、地方の人のために雇用を与えんと無理やり大量にタクシー台数を増やしたため、渋滞や事故、マナー違反などが頻発するようになったという側面もあります。

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