混乱の時代に逆戻り?タクシン元首相の「私はタイに絶対に戻る」がツィッタートレンド入り。

『I’ll be back!』(私は帰ってくる!)とは、映画「ターミネーター2」での有名なセリフですが、この方は本当に望まれているのでしょうか。

ハッシュタグ「#Tonyはタイに絶対帰ってくる」は、7月14日水曜日のTwitterでトレンド入りしました。
タクシン・シナワット元首相(通称「Tony Woodsome」)が音声配信SNS「クラブハウス」で、「間違いなく戻ってくる」と宣言した翌日でした。

過去において、タイを二極化させた政治家の1人であるタクシン氏は、海外逃亡中の身でありながら、クラブハウスやその他のソーシャルメディアプラットフォームで、プラユット政権の管理ミスを度々批判していました。

彼は多くのタイのネット民から支持を得ています、
特に彼らが現在の政府の誤った政策と、新型コロナに対する怠慢に不満を募らせている勢力が増加傾向にあることが背景にあります。

タクシン政権の時代では、外国からの資本やそれこそコロナ禍で壊滅状態の観光業など、政治的なフォローがなくても経済が上り調子ある時期でした。
ただ裏ではもっと、元警察官僚だった背景を利用し、不正や汚職が蔓延した暗黒な時代だったとも言えると思います。
今が100%良いかと言われれば100%支持される政権など民主国家ではあり得ない話ですが、彼がタイに帰還することで危惧すべきは、タイを2分させかつてのように戦車が街に蔓延(はびこ)るような国を混乱の時代へと陥れることにあります。

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