建設キャンプ封鎖を前に一斉に故郷へ逃げかえる人々。業者から追い出されたケースも。

6月26日にバンコクと首都圏では、500以上の建設労働者キャンプを15日間閉鎖し、労働者の移動を控えるように命じました。
タイ王国軍の最高司令官であり、タイ王国警察の首長であるチャラ―ムポン将軍は、警察、軍隊、および関連機関に命令を出しました。
労働者が恣意的に移動したり逃げたりするのを防ぐために、6月28日から監視していきます。

その命令が実行される前日の27日、バンコク首都圏から人が大量に流出していく姿が目撃されました。
地方へ向かう道路は渋滞し、バス停は賑やかだったそうで、まるでソンクラーン(タイのお正月)のようだったと地元メディア報じています。

多くの人が移動の禁止を予期して、当局が穿設キャンプを取り囲む前に旅立ったようです。

しかしこれには訳があり、実は建設キャンプの請負業者が滞在費用などがかさむことを懸念し、意図的に追い出したケースもあると言われています。

タイのネット界隈では、これでまた地方に新型コロナが拡散してしまうと懸念する声が多数寄せられています。
タイ政府の急な方向転換に、国中がさながらパニックのようになってきました。

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