【映像あり】乳母車に赤ちゃんを連れて自転車通学するタイの少女

6月14日よりタイの学校ではようやく新学期が始まりました。
バンコクとその周辺ではまだ通学は禁止となっていますが、新型コロナの警戒レベルの低い地方では通常通り通学が認められ学校が再開しました。

するとタイ全土から元気に学校へと通う子供たちの様子を写した写真や動画がSNSにアップされ、先日お伝えしたようなゾウに乗って登校するようなタイならではと言ったおもしろ映像も目にするようになりました。

タイ・ネット界隈で話題!ゾウに乗って通学する子供たち。

しかし、この映像の女の子には少し考えさせられるものがあります。

映像には、粗末な自転車を運転しながら、片手に赤ちゃんを乗せた乳母車を引いて登校する年端もいかない少女の様子が描かれています。
動画内では、登校の様子を見守る先生らしき人が少女に声をかけ「おばあちゃんは何しているの?」と質問しています。
少女は「おばあちゃんは仕事です」と答えています。
そしてそのまま少女は、赤ちゃんを連れて学校の方へ向かっていきました。

バンコクではこのような光景を目にすることはないので、バンコク在住者には「同じタイ人なのか?」と感じてしまう人もいるかもしれません。
ただ地方には、学校に自分の弟妹を連れて行く子供たちは珍しくありません。

映像内で、特にお母さんについては質問はなかったわけですが、タイの地方では、働き盛りの父母が仕事をして、子供は祖母に預けるという習慣があります。
タイは年金など本当に微々たるものですし、年老いて働けなくなったら自分の子供の稼ぎに頼るしかなくなります。
その分、子供の世話や家事などをして、働ける環境を作ってあげるわけです。

それでもさらに老人の手も借りなければいけない場合もあります。

家が農家などの場合、種まきや収穫の際は人出がいるでしょう。
両親が離婚している場合や育児放棄している場合、祖父母に預けられているケースもあるでしょう。

そのような場合、祖父母が老体に鞭打って働かなければなりません。

そうなれば子育てなどする人がいないわけです。
日本では、「老老介護」と言う言葉を聞きますが、タイでは「子子保育」なわけです。

それでも周囲の人やこの少女自身も含めて、悲壮感が漂っているようには見えません。
彼女が置かれた環境は、日本人の我々には計り知れないような困難な状況ではあると思いますが、勉強はどんな環境でもできます。
彼女の将来に幸あらんことを切望してやみません。

がんばれ!

 

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